付録F.8 JDBCドライバのトレース(Cosminexus DABroker Libraryとのイベントトレース)

J2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーション開発時に,Cosminexus DABroker LibraryのAPIを使用して,JDBCドライバのトレースを出力するように設定できます。

ここでは,JDBCドライバとCosminexus DABroker Libraryとのイベントトレースについて説明します。

<この項の構成>
(1) 出力形式
(2) 出力項目

(1) 出力形式

Cosminexus DABroker Libraryとのイベントトレースの出力形式を次に示します。

[DABroker for Java Version 2] [Server Event イベント] 送信データ種別

Cosminexus DABroker Libraryとのイベントトレースの出力例を次に示します。

[図データ]

(2) 出力項目

Cosminexus DABroker Libraryとのイベントトレースの出力項目について,次の表に示します。

表F-14 DABrokerとのイベントトレースの出力項目

項目説明
[DABroker for Java Version 2]Cosminexus DABroker Libraryのトレースであることを示します。
[Server Event イベント]Cosminexus DABroker Libraryでのイベントを示します。
送信データ種別送受信データ種別が,aa…aa <bb…bb>(cc…cc,dd…dd)SIZE:XXXの形式で出力されます
aa…aaオペレーション種別が出力されます。
表示されるオペレーション種別とその意味は次のとおりです。
  • Disconnect(Connection):Cosminexus DABroker Libraryとのコネクション解放要求
  • Connect(Database):データベースとの接続要求
  • Disconnect(Database):データベースとの接続解放要求
  • Commit:トランザクションのコミット要求
  • Rollback:トランザクションのロールバック要求
  • LIST(Table):表一覧取得要求
  • LIST(Column):列一覧取得要求
  • LIST(Index):索引一覧取得要求
  • LIST(TablePrivileges):表権限一覧取得要求
  • LIST(ColumnPrivileges):列権限一覧取得要求
  • LIST(Procedure):プロシジャ一覧取得要求
  • LIST(ProcedureColumn):プロシジャ列一覧取得要求
  • EXT-CMD:SQLの実行要求
  • EXE(Procedure):プロシジャの実行要求
  • Cancel:非同期キャンセル要求
  • Result:正常応答
  • Error:エラー応答
  • Result(Cancel):正常応答(非同期キャンセル)
  • Error(Cancel):エラー応答(非同期キャンセル)
  • XA:CALL:XAオペレーションの実行
  • XA:AUTOCOMMIT<ON>:XALocalCommitMode(true)の実行
  • XA:AUTOCOMMIT<OFF>:XALocalCommitMode(false)の実行
bb…bb付加情報が出力されます。
オペレーション種別が,LIST(xxxxx)およびEXT-CMDの場合に表示されます。
cc…ccリターンコードが出力されます。
dd…dd詳細コードが出力されます。
XXXCosminexus DABroker LibraryでのイベントがPutの場合は,送信したデータのサイズが出力されます。
Cosminexus DABroker LibraryでのイベントがGetの場合は,受け取ったデータのサイズが出力されます。