5.2.3 インプロセスHTTPサーバのアクセスログの出力形式と出力項目

インプロセスHTTPサーバのアクセスログの出力形式と出力項目について説明します。

アクセスログには,インプロセスHTTPサーバのリクエストの処理結果が出力されます。また,アクセスログの出力形式には,デフォルトで出力されるデフォルトフォーマットと拡張フォーマットがあります。インプロセスHTTPサーバのアクセスログのカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「4.17.2 インプロセスHTTPサーバのアクセスログのカスタマイズ」を参照してください。

出力形式は次のとおりです。

デフォルトフォーマット

クライアントのホスト名 - 認証ユーザ名 アクセス時刻 リクエストライン ステータスコード 送信バイト数

拡張フォーマット

クライアントのホスト名 - 認証ユーザ名 アクセス時刻 リクエストライン ステータスコード 送信バイト数 Refererヘッダの内容 User-Agentヘッダの内容

それぞれの項目の内容を次の表に示します。

表5-16 アクセスログの出力項目

項番項目名説明
1クライアントのホスト名クライアントのホスト名が表示されます。ホスト名が設定されていない場合はIPアドレスが表示されます。
2認証ユーザ名ベーシックユーザ認証名,またはフォーム認証ユーザ名が表示されます。フォームユーザ認証名および,フォームユーザ認証名が設定されていない場合はハイフン(-)が表示されます。
3アクセス時刻インプロセスHTTPサーバがクライアントのリクエストに応答した時間が表示されます。
4リクエストラインリクエストラインが表示されます。
5ステータスコード最終ステータスコードが表示されます。ただし内部でリダイレクトされた値は出力しません。
6送信バイト数HTTPヘッダを除く送信バイト数が表示されます。0バイトのときはハイフン(-)が表示されます。
7Refererヘッダの内容遷移する前のWebページのURLが表示されます。
8User-Agentヘッダの内容Webクライアント(ブラウザ名やブラウザのバージョンなど)の情報が含まれたヘッダが表示されます。

なお,アクセスログには,クライアントのIPアドレス,J2EEサーバのIPアドレス,リクエストメソッド,クライアントからのリクエスト処理に掛かった時間などの項目を任意で追加できます。

アクセスログの出力例を次に示します。

デフォルトフォーマットの場合

10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:10 +0900] "GET / HTTP/1.0" 200 38
10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:25 +0900] "GET /demo/ HTTP/1.0" 500 684

拡張フォーマットの場合

10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:10 +0900] "GET / HTTP/1.0" 200 38 "-" "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"
10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:25 +0900] "GET /demo/ HTTP/1.0" 500 684 "-" "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"