ここでは,サブディレクトリ共有モードのEJBクライアントアプリケーションで出力されるシステムログを参照する場合,およびサブディレクトリ共有モードのEJBクライアントアプリケーションを運用する場合の留意事項について説明します。
- ログファイル内で有効なデータは,ファイルの先頭からEOFまでです。
EJBクライアントアプリケーションのシステムログでは,ログファイルがラップアラウンドしたときにラップアラウンド以前のログのデータが削除されないで,先頭から順番に上書きされていきます。このため,ログファイルを参照するときには,EOF以降のデータは無視してください。EOF以降のデータは,ラップアラウンド以前のログファイルの無効なデータです。
有効なログファイルのデータの末尾は,次に示すデータになります。
EOF CRLF CRLF CRLF CRLF----------< End of Data >----------CRLF CRLF |
EOFはトレースデータの終端を表す文字(0x1A)です。CRLFは,改行(0x0D,0x0A)を表します。
出力例を次に示します。なお,トレースの終端を表す文字は,[EOF]と表記します。
- Windowsの場合
**** Windows XP 5.1 TZ=GMT+09:00 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx
yyyy/mm/dd hh:mm:ss.sss pid tid message-id message(LANG=ja)
0000 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx HEJB BE3F6FE9 015EE671 KDJEXXXXX-W xxxxxxxxx
0001 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx HEJB BE3F6FE9 015EE671 KDJEYYYYY-I yyyyyyyyy
0002 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx HEJB BE3F6FE9 015EE671 KDJEZZZZZ-I zzzzzzzzz
[EOF]
----------< End of Data >----------
<<ラップアラウンド前の無効なデータ>>…
… … |
- UNIXの場合
**** "OS名(OSバージョンなど含む)" TZ=Asia/Tokyo xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx
yyyy/mm/dd hh:mm:ss.sss pid tid message-id message(LANG=ja)
0000 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx HEJB BE3F6FE9 015EE671 KDJEXXXXX-W xxxxxxxxx
0001 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx HEJB BE3F6FE9 015EE671 KDJEYYYYY-I yyyyyyyyy
0002 xxxx/xx/xx xx:xx:xx.xxx HEJB BE3F6FE9 015EE671 KDJEZZZZZ-I zzzzzzzzz
[EOF]
----------< End of Data >----------
<<ラップアラウンド前の無効なデータ>>…
…
… |