性能解析トレースを利用すると,システムを構成する各種ソフトウェアの稼働状況やリクエストの処理過程で各サーバが出力したトレース情報などを監視して,システム全体の処理性能を確認できます。処理性能を監視すると,システムのボトルネックの調査や,パフォーマンスチューニングを実施する必要があるかどうかの判断ができるようになります。
この章の構成を次の表に示します。
表6-1 この章の構成(性能解析トレース)
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | 性能解析トレースの概要 | 6.2 |
性能解析トレースファイル | 6.3 | |
実装 | 性能解析トレースのルートアプリケーション情報取得のための実装 | 6.4 |
設定 | 実行環境での設定 | 6.5 |
運用 | 性能解析トレースファイルを使用した処理性能の解析作業 | 6.6 |
注 「注意事項」について,この機能固有の説明はありません。
なお,性能解析トレースによって性能解析情報が取得されるポイント(トレース取得ポイント)や,情報の取得範囲(PRFトレース取得レベル)については,「7. 性能解析トレースのトレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル」を参照してください。