10.1 サーブレットエンジンモードとは

1.4モードまたはベーシックモードではJ2EEコンテナ(EJBコンテナとWebコンテナ)を利用します。一方,サーブレットエンジンモードは,Webアプリケーションだけを動作させる(Enterprise Beanを使用しない)場合など,Webコンテナ部分だけを使用する構成のときに利用できる動作モードです。サーブレットエンジンモードでは,サーブレットエンジンだけが単独で動作します。サーブレットエンジンとは,サーブレット実行機能,JSP実行機能を持つサーバのことです。

このモードでは,WebアプリケーションからはJava Servlet Specification v2.3,JavaServer Pages Specification v1.2に示すAPIおよびCosminexus DABroker Libraryを通じ,Sun JDBC API仕様に従った方法によるデータベースアクセスが利用できます。

なお,サーブレットエンジンモードで実行したときのサーバをWebコンテナサーバと呼びます。