3.3.8 SFOサーバのログ取得の設定

ここでは,SFOサーバのログ取得で設定できる項目について説明します。

SFOサーバのログは,ログサイズ,ログレベルを変更できます。変更できる項目と,項目に対応する簡易構築定義ファイルのパラメタを次の表に示します。

表3-11 SFOサーバのログ取得の設定項目

項目対応する簡易構築定義ファイルのパラメタ
ログサイズ
ログファイル面数
論理SFOサーバ(sfo-server)の<configuration>タグ内のejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filenum
ログファイル1面当たりの最大サイズ
論理SFOサーバ(sfo-server)の<configuration>タグ内のejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filesize
ログレベル論理SFOサーバ(sfo-server)の<configuration>タグ内のejbserver.logger.enabled.*

なお,論理SFOサーバ(sfo-server)の<configuration>タグ内に,ejbserver.logger.systemlog.enabledパラメタでtrue(デフォルト値)を指定した場合,またはこのパラメタの指定を省略した場合は,SFOサーバの起動,停止および異常終了のメッセージがイベントログ(UNIXの場合は,syslog)に出力されます。

注意事項(UNIXの場合)
SFOサーバの起動,停止および異常終了のメッセージをsyslogに出力するためには,syslogの設定で,facility「daemon」に対するpriorityを「info」または「debug」に設定する必要があります。また,syslogのログ出力先およびログファイル名は,syslogの設定に依存します。
syslogおよびsyslogの設定に関する詳細については,OS付属のマニュアルで,syslogdまたはsyslog.confの説明を参照してください。

簡易構築定義ファイルに指定するパラメタの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

<この項の構成>
(1) ログサイズの変更
(2) ログレベルの変更

(1) ログサイズの変更

SFOサーバのログサイズを変更する場合は,簡易構築定義ファイルで,ログファイルの面数,およびログファイル1面当たりの最大サイズを設定します。設定方法は,J2EEサーバのログ取得の設定と同じです。詳細については,「3.3.6 J2EEサーバのログ取得の設定」を参照してください。

(2) ログレベルの変更

SFOサーバのログレベルは,ログの重要度を表します。ログレベルには,「Error」,「Warning」,「Information」,「Debug」の四つがあります。ログレベルを設定すると,設定したレベルのログが出力されます。デフォルトでは,Errorレベルのログだけが取得されます。通常はデフォルトのまま利用してください。設定方法は,J2EEサーバのログ取得の設定と同じです。詳細については,「3.3.6 J2EEサーバのログ取得の設定」を参照してください。