付録F.6 XAトレースの取得形式

XAインタフェースでのトラブルシュート情報は,XAトレースファイルとして次のファイルに出力されます。

<この項の構成>
(1) 出力形式
(2) 出力項目

(1) 出力形式

XAトレースファイルの出力形式を次に示します。斜体は可変の情報です。

日付 時刻 プロセスID:スレッドID イベント種別:XA関数名 rmid=rrrr flags=ffff RMName="nnnn" xa_info="iiii" xid=[ffff:gggg:bbbb:dddd] count=cccc return code=rrrr

XAトレースファイルの出力例を次に示します。

[図データ]

(2) 出力項目

XAトレースファイルの出力項目について,次の表に示します。

表F-12 Cosminexus DABroker LibraryのXAトレースの出力項目

項目名説明
日付出力した年月日(YYYY/MM/DD)が出力されます。
  • YYYY:西暦年,MM:月,DD:日
時刻出力した時刻(hh:mm:ss:nnnnnn)が表示されます。
  • hh:時,mm:分,ss:秒,nnnnnn:マイクロ秒
[プロセスID:スレッドID]プロセスIDとスレッドIDが出力されます。
[イベント種別:XA関数名]イベント種別と,XA関数の名前が出力されます。
  • イベント種別
    次のどちらかが出力されます。
    "call":関数呼び出しであることを示します。
    "end":関数リターンであることを示します。
  • XA関数名
    XA関数名が出力されます。
rmid=rrrrRMIDが出力されます。
flags=ffffフラグパラメタが出力されます。
RMName="nnnn"RM名称が出力されます。
xa_info="iii "XA文字列が出力されます。
この項目は,XA関数が,xa_open(),またはxa_close()の場合だけ,出力されます。
xid=[ffff:gggg:bbbb:dddd]XIDが出力されます。
この項目は,XA関数が,xa_open(),またはxa_close()以外の場合だけ,出力されます。
ffff:フォーマットIDが出力されます。
gggg:グローバルトランザクションID長が出力されます。
bbbb:ブランチ修飾子長が出力されます。
dddd:XIDデータが出力されます。
count=ccccリカバリ情報取得カウントが出力されます。
この項目は,XA関数がxa_recover()の場合だけ,出力されます。
return code = rrrrXA関数の戻り値が出力されます。
この項目は,イベント種別が"end"の場合だけ出力されます。