ここでは,Windowsの場合に,OSの統計情報を取得するための設定について説明します。
Windowsのシステムモニタを使用して,システムリソースのパフォーマンスデータを取得できます。トラブル発生時またはトラブルの兆候が見られる場合には,Windowsのシステムモニタでパフォーマンスデータの取得を開始し,トラブル発生後にパフォーマンスデータのログを保存します。システムモニタの操作の詳細については,OS付属のマニュアルなどを参照してください。
次の表に示すシステムモニタのログを60秒間隔で採取します。なお,具体的な設定方法は,OS付属のマニュアルなどを確認してください。
表3-22 システムモニタの設定内容
パフォーマンスオブジェクト | インスタンス | 項目名 | 説明 |
---|---|---|---|
processor | - | %Processor Time | CPU使用率 (非アイドル状態のスレッドを除く合計値) |
%Privileged Time | CPU使用率(カーネルモード分) | ||
%User Time | CPU使用率(ユーザモード分) | ||
memory | - | Cache Bytes | ファイルシステム キャッシュが現在使用しているバイト数 |
Cache Faults/sec | 1秒間当たりのメモリの別の場所からの取り出しか,ディスクから取り出しの回数 | ||
Page Faults/sec | 1秒間当たりのページフォールトの数 | ||
Transition Faults/sec | 1秒間当たりのフォールトの数 | ||
process | _Total | Handle Count | 現在オープンしているハンドルの総数 |
Page Faults/sec | ページフォールトの発生率 | ||
Private Bytes | メモリ使用量(バイト) | ||
Virtual Bytes | 仮想メモリ使用量(バイト) | ||
Working Set Bytes | 実メモリ使用量(バイト) | ||
cjstartsv | %Processor Time | CPU使用率 (非アイドル状態のスレッドを除く合計値) | |
%Privileged Time | CPU使用率(カーネルモード分) | ||
%User Time | CPU使用率(ユーザモード分) | ||
Page Faults/sec | ページフォールトの発生率 | ||
Thread Count | スレッド数 | ||
Private Bytes | メモリ使用量(バイト) | ||
Virtual Bytes | 仮想メモリ使用量(バイト) | ||
Working Set Bytes | 実メモリ使用量(バイト) |
(凡例)-:該当しない