旧バージョンからアプリケーションサーバ 08-70へ移行する場合,Webコンテナサーバのユーザプロパティファイルや作業ディレクトリ内のDD情報は,旧バージョンのものが08-70の環境でもそのまま継続使用されます。ただし,新バージョンで追加された機能,およびデフォルト値が変更された機能があり,互換性を維持するために,Webコンテナサーバの移行コマンドがユーザプロパティファイルのプロパティや作業ディレクトリ内のDD情報を部分的に変換します。移行コマンド実行時に追加されるキーと値について説明します。
移行コマンド実行時に追加されるキーと値を次の表に示します。
表12-44 Webコンテナサーバのusrconf.propertiesに自動的に追加される定義(アプリケーションサーバ Version 6からの移行)
追加されるキーと値 | 旧バージョンでの環境条件 | 06-71/ 06-70 | 06-51/ 06-50 | 06-02/ 06-00 |
---|---|---|---|---|
webserver.container.servlet.default_mapping.enabled=true | - | ○ | ○ | ○ |
ejbserver.logger.channels.define.WebServletLogFile.filenum | - | ○ | ○ | ○ |
ejbserver.logger.channels.define.WebServletLogFile.filesize | - | ○ | ○ | ○ |
ejbserver.logger.channels.define.WebExceptionLogFile.filenum | - | ○ | ○ | ○ |
ejbserver.logger.channels.define.WebExceptionLogFile.filesize | - | ○ | ○ | ○ |
add.jvm.arg=-XX:HitachiJavaLogFileSize | - | ○ | ○ | ○ |
(凡例) ○:定義が自動的に追加されることを示す -:該当しない
移行コマンド実行時に追加されるキーと値を次の表に示します。
表12-45 Webコンテナサーバのusrconf.propertiesに自動的に追加される定義(アプリケーションサーバ Version 7からの移行)
追加されるキーと値 | 旧バージョンでの環境条件 | 07-60 | 07-50 | 07-10 | 07-00 |
---|---|---|---|---|---|
webserver.container.servlet.default_mapping.enabled=true | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
(凡例) ○:定義が自動的に追加されることを示す -:該当しない
表12-46 Webコンテナサーバのusrconf.propertiesに自動的に追加される定義(アプリケーションサーバ Version 8からの移行)
追加されるキーと値 | 旧バージョンでの環境条件 | 08-53 | 08-50 | 08-00 |
---|---|---|---|---|
webserver.connector.limit.max_post_form_data=-1 | このキーがない場合 | - | - | ○ |
(凡例) ○:定義が自動的に追加されることを示す -:該当しない