旧バージョンからの仕様変更について説明します。
表12-37 アプリケーションサーバ Version 6からの仕様変更(サーブレットエンジンモードの場合)
(凡例) ○:仕様変更あり -:該当しない
表12-38 アプリケーションサーバ Version 7からの仕様変更(サーブレットエンジンモードの場合)
(凡例) ○:仕様変更あり
表12-39 アプリケーションサーバ Version 8からの仕様変更
分類 | 仕様変更の項目 | 08-53 | 08-50 | 08-00 |
---|---|---|---|---|
Webコンテナサーバ | (18) JSPから生成されたサーブレット用コンパイラのバージョン | - | - | ○ |
(19) POSTリクエストのフォームデータの最大サイズの制限 | - | - | ○ |
(凡例) ○:仕様変更あり -:該当しない
次に仕様変更の項目の詳細について説明します。なお,表の「仕様変更の項目」の項番は,説明の項番と対応しています。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(1) J2SEのバージョン」を参照してください。
07-00以降では,07-00より前まで提供していたTPBrokerの運用支援機能は使用できません。システムの各プロセスを一括起動,停止,および監視する場合には,Management Serverを使用してください。
WebコンテナサーバをTPBrokerの運用支援機能で使用していた場合,次のどちらかで運用してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(8) JavaVMのタイプ」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(10) JSPから生成されたサーブレット用コンパイラのバージョン」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(11) デフォルトのエラーページの内容」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(24) カスタムタグのスクリプト変数定義の変更」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(25) <jsp:useBean>タグのclass属性に対するエラーチェックの変更」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(26) タグの属性値のExpressionチェックの変更」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(27) タグの属性値に指定するExpressionに関する変更」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(28) taglibディレクティブのprefix属性に関する変更」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(29) JSPでの$の扱いの変更」を参照してください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(30) WebコンテナがサポートするServlet仕様のバージョン」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(33) サーブレットのデフォルトマッピングのデフォルトでの無効化」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(34) javax.servlet.GenericServletクラスでスローされる例外の変更」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(35) javax.servlet.ServletRequestインタフェースのsetCharacterEncodingメソッド呼び出し時の動作変更」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(36) javax.servlet.GenericServletクラスのinit(ServletConfig)メソッドとdestroy()メソッドでのログ出力」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.3(44) -XX:SurvivorRatioのデフォルト値の変更」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「J2EEサーバ」を「Webコンテナサーバ」と読み替えてください。
製品のバージョンによって,インストールされるJDKが異なります。Webコンテナサーバでは,インストールされているjavacコンパイラのデフォルトバージョンのJava言語仕様に従ってJSPから生成されたサーブレットのソースファイルをコンパイルします。
コンパイルするJava言語仕様のバージョンを次の表に示します。
表12-40 コンパイルするJava言語仕様のバージョン
アプリケーションサーバのバージョン | JDKのバージョン | コンパイルJava言語仕様バージョン |
---|---|---|
Version 6 | JDK 1.4 | J2SE 1.3 |
Version 7 | JDK 5.0 | J2SE 5.0 |
Version 8 | JDK 6 | Java SE 6 |
JDK 5.0 | J2SE 5.0 |
POSTリクエストのフォームデータ(Content-Typeヘッダの値がapplication/x-www-form-urlencodedの場合のPOSTデータ)の最大サイズがデフォルトで2MBに制限されます。アップグレードインストールをした場合,すでにセットアップされているWebコンテナサーバには,POSTリクエストのフォームデータの最大サイズを無制限にする設定(webserver.connector.limit.max_post_form_data=-1)が自動的に実施されます。
アプリケーションサーバでは,Webアプリケーションのバージョンに関係なく,Webアプリケーションでのリクエスト処理を実行している間は,HTTPセッションはタイムアウトされません。
ただし,07-00より前のWebコンテナでは,Webアプリケーション単位の同時実行スレッド数制御機能による実行待ち中であってもHTTPセッションのタイムアウトが発生します。