6.5 実行環境での設定

性能解析トレースを使用する場合,次の設定が必要です。

<この節の構成>
(1) Management Serverの設定
(2) パフォーマンストレーサの設定

(1) Management Serverの設定

Management Serverの設定は,mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)で実施します。指定するパラメタを次に示します。

mserver.propertiesおよびキーの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10.7 mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)」を参照してください。なお,性能解析トレースファイルについては,「6.3 性能解析トレースファイル」を参照してください。

(2) パフォーマンストレーサの設定

パフォーマンストレーサ(PRFデーモン)の設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。性能解析トレースの定義は,簡易構築定義ファイルの論理パフォーマンストレーサ(performance-tracer)の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでの性能解析トレースの定義について次の表に示します。

表6-5 簡易構築定義ファイルでの性能解析トレースの定義

指定するパラメタ設定内容
PrfTraceLevelアプリケーションサーバの各機能(Webサーバ,J2EEサーバ,CTMなどの機能レイヤ)がバッファに出力する,パフォーマンストレーサのトレース取得レベルを指定します。
PrfTraceCountパフォーマンストレーサのPRFトレースファイルの面数を指定します。
PrfTraceFileSizeパフォーマンストレーサのファイルサイズを指定します。PrfTraceFileSize≧PrfTraceBufferSizeの関係が成り立つ値を設定してください。
PrfTraceBufferSizeパフォーマンストレーサのバッファサイズを指定します。PrfTraceFileSize≧PrfTraceBufferSizeの関係が成り立つ値を設定してください。

注 簡易構築定義ファイルおよび指定する各パラメタの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。