付録F.5 イベントトレース

イベントトレースは,DABroker for C++をインストールしている場合に出力されます。

DABroker for C++の機能を使ってデータベースにアクセスする場合のイベントトレースが出力されます。イベントトレースは,次のファイルに取得されます。

なお,イベントトレースファイルが満杯になった場合,ラップアラウンドでトレースが出力されます。この場合は,バックアップファイル(dabevttrccpp2)が作成され,1世代だけ(dabevttrccpp1)が管理されます。

取得するイベントトレースの設定については,「11.6.4 データベース接続の設定」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 出力形式
(2) 出力項目

(1) 出力形式

イベントトレースの出力形式について説明します。

ヘッダ「LEVEL VPID PID TID DATE TIME EVENT」の下に,次に示す形式でトレース情報が出力されます。

レベル 仮想プロセスID プロセスID スレッドID 日付 時刻 動作結果

イベントトレースの出力例を次に示します。

LEVEL    VPID     PID  TID  DATE       TIME            EVENT
40000010 00120000 711a 0001 2004/06/01 11:38:29.300000 イベント1
40000010 00120000 711a 0002 2004/06/01 11:38:30.100000 イベント2
40000010 00120000 711b 0001 2004/06/01 11:38:30.150000 イベント3
40000010 00120000 711b 0002 2004/06/01 11:38:30.250000 イベント4

(2) 出力項目

イベントトレースの出力項目について,次の表に示します。

表F-11  Cosminexus DABroker Libraryのイベントトレースの出力項目

ヘッダ項目説明
LEVELレベルトレースに出力したレベルが出力されます。
VPID仮想プロセスID仮想プロセスIDが出力されます。
PIDプロセスIDプロセスIDが出力されます。
TIDスレッドIDスレッドIDが出力されます。
DATE日付取得した日付が出力されます。
TIME時刻取得した時刻が出力されます。
EVENT動作結果実行時の動作結果のログが出力されます。