旧バージョンから移行する場合に,手動で定義などの修正が必要な項目について説明します。
表12-42 手動で定義などの修正が必要な項目(サーブレットエンジンモードの場合のアプリケーションサーバ Version 6から移行)
分類 | 修正項目 | 06-71/ 06-70 | 06-51/ 06-50 | 06-02/ 06-00 |
---|---|---|---|---|
Webコンテナサーバ | (1) セキュリティポリシーファイルの変更 | ○ | ○ | ○ |
(2) 統合ユーザ管理のタグライブラリの入れ替え | ○ | ○ | ○ | |
(3) デフォルトエラーページのスタックトレース表示 | - | ○ | ○ | |
(4) JSPのコンパイル結果の削除 | ○ | ○ | ○ | |
(5) リダイレクタへのデータ送信処理のタイムアウト追加 | ○ | ○ | ○ | |
(6) ユーザスレッドの生成に必要な権限の追加 | - | ○ | ○ | |
(7) セッションIDへのサーバIDの付加 | - | ○ | ○ | |
(8) javax.servlet.ServletExceptionで生成したオブジェクトに対するinitCauseメソッドの呼び出し | ○ | ○ | ○ | |
Webサーバ連携 | (9) リダイレクタのログ出力先変更 | - | - | ○ |
(10) Webコンテナへのデータ送信処理のタイムアウト追加 | ○ | ○ | ○ | |
(11) リダイレクタの保守用トレースログの面数変更 | ○ | ○ | - |
(凡例) ○:修正が必要 -:該当しない
表12-43 手動で定義などの修正が必要な項目(サーブレットエンジンモードの場合のアプリケーションサーバ Version 7から移行)
分類 | 修正項目 | 07-60 | 07-50 | 07-10 | 07-00 |
---|---|---|---|---|---|
Webコンテナサーバ | (8) javax.servlet.ServletExceptionで生成したオブジェクトに対するinitCauseメソッドの呼び出し | ○ | ○ | ○ | ○ |
(凡例) ○:修正が必要
次に修正項目の詳細について説明します。なお,表の「修正項目」の項番は,説明の項番と対応しています。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(17) セキュリティポリシーファイルの変更」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「server.policyファイル」を「web.policyファイル」と読み替えてください。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(18) 統合ユーザ管理のタグライブラリの入れ替え」を参照してください。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(19) デフォルトエラーページのスタックトレース表示」を参照してください。
07-00以降では,サーブレット/JSPのバージョンが変更になりました。このため,07-00より前のWebコンテナサーバのusrconf.propertiesファイルで,webserver.work.clean=falseを設定してJSPコンパイル結果を保持していた場合,07-00以降へ移行後,07-00より前で生成されたコンパイル結果を手動で削除してください。
次のどちらかの方法で,JSPコンパイル結果を削除します。
JSPコンパイル結果を手動で削除する方法については,「10.4.3 JSPファイルのコンパイル結果の保持」を参照してください。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(20) リダイレクタへのデータ送信処理のタイムアウト追加」を参照してください。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(21) ユーザスレッドの生成に必要な権限の追加」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合は,「server.policyファイル」を「web.policyファイル」と読み替えてください。
変更内容は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(22) セッションIDへのサーバIDの付加」を参照してください。
コンストラクタServletException(String,Throwable)およびServletException(Throwable)で生成したServletExceptionオブジェクトに対して,initCause(Throwable)を呼び出せません。initCause(Throwable)を呼び出したい場合は,ユーザプロパティファイルにwebserver.servlet_api.exception.getCause.backcompat=trueを設定する必要があります。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(26) リダイレクタのログ出力先変更」を参照してください。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(27) Webコンテナへのデータ送信処理のタイムアウト追加」を参照してください。
変更方法は,J2EEサーバモードの場合と同じです。詳細については,「12.1.10(28) リダイレクタの保守用トレースログの面数変更」を参照してください。