5.2.1 日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式と出力項目

日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式と出力項目について説明します。

アプリケーションサーバのログは,日立トレース共通ライブラリ形式で出力されます。

<この項の構成>
(1) 出力形式
(2) 出力項目

(1) 出力形式

日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式を次に示します。

番号 日付 時刻 AP名 pid tid メッセージID 種別 メッセージテキスト CRLF

(2) 出力項目

日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力項目を次に示します。

表5-15 日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力項目

項目名説明
番号トレースレコードの通番を示す4けたの番号が出力されます。
日付トレースの取得日付が「yyyy/mm/dd」の形式で出力されます。
時刻トレースの取得時刻が「hh:mm:ss.sss」の形式で出力されます。
AP名プログラムを示す文字列が出力されます。
pidプロセスIDが出力されます。
tidスレッドIDが出力されます。
メッセージIDメッセージIDが「XXXXnnnnn-Y」の形式で出力されます。
種別トレース出力の契機となったイベント種別が出力されます。
メッセージテキストメッセージテキストが出力されます。付加情報が付くこともあります。
CRLFレコードの終端符号(0x0D,0x0A)が出力されます。
ログファイルの編集表示について
日立トレース共通ライブラリ形式のログをMicrosoft Excelで表示して,フィルタリングや並べ替えの機能を利用すると,トラブルの発生要因の調査を効率良く進められるようになります。
Microsoft Excelを利用した日立トレース共通ライブラリ形式のログの表示例を次に示します。

図5-1 Microsoft Excelを利用した日立トレース共通ライブラリ形式のログの表示例

[図データ]

 

参考
  • 区切るデータの形式として,「スペースによって右または左にそろえられた固定長フィールドデータ」を選択してください。
  • [データのプレビュー]ボックスで不要な矢印を削除してください。
  • 各列の[表示形式]に[文字列]を指定してください。