ここでは,UNIXの場合に,coreダンプを取得するための設定について説明します。
システムの動作環境によっては,coreファイルのサイズの上限値が0になっている場合があります。この場合,サーバプロセスの異常終了時にcoreダンプを取得できないため,あらかじめcoreファイルのサイズの上限値を無制限に設定しておく必要があります。coreファイルのサイズの上限値を無制限にするためには,簡易構築定義ファイルでJavaVM起動パラメタにオプションを指定するか,またはシェルコマンドを実行します。
なお,簡易構築定義ファイルでJavaVM起動パラメタに指定するメモリプールサイズが大きいほど,coreファイルのサイズも大きくなるため,十分な空きディスク容量を確保してください。
<configuration> |
limit coredumpsize unlimit |
ulimit -c unlimited |
coreのファイル数の上限値は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejb.server.corefilenumパラメタで定義できます。ejb.server.corefilenumパラメタは,J2EEサーバの拡張パラメタで定義します。
cjstartsvプロセスの再起動時に「<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名称>/」に出力されるcoreダンプファイルの合計が上限値を超えた場合,出力日時が古い順に削除されます。