10.4.10 同時実行スレッド数の制御

Webコンテナでは,マルチスレッドでサーブレットのリクエストを処理します。このとき,同時に実行できるスレッド数に上限を設定できます。これによって,スラッシングなどによる,パフォーマンスの低下を防止できます。また,適切なスレッド数を設定することで,アクセス状況に従ったパフォーマンスチューニングができます。

サーブレットエンジンモードの場合,同時に実行できるスレッド数は,Webコンテナ単位で制御されます。Webアプリケーション単位でのスレッド数の制御およびURLグループ単位でのスレッド数の制御はできません。

Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御には,J2EEサーバモードとの機能差異はありません。このため,機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.16 Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御」を参照してください。