Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)
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2.12.4 J2EEサーバ起動時のEJBタイマの自動生成(Managementイベント方式)
(1) EJBタイマの自動生成の流れ
Managementイベント方式では,次のような流れでEJBタイマが自動生成されます。
図2-23 EJBタイマの自動生成の流れ(Managementイベント方式)
![[図データ]](FIGURE/ZU022200.GIF)
- J2EEサーバを再起動する。
- メッセージが出力される。
J2EEサーバの起動が完了するとメッセージKDJE30028-Iが出力されます。このメッセージが出力されることで,Managementイベントが発生します。
- Managementアクションが実行される。
Managementイベントを受けて,Managementアクションが実行されます。Managementアクションでは,バッチファイルが実行されます。
- バッチファイルが実行される。
バッチファイルで,EJBクライアントアプリケーションが実行されます。
- EJBクライアントアプリケーションでビジネスメソッドが呼ばれる。
EJBクライアントアプリケーションで,Enterprise Beanを生成してビジネスメソッドを呼び出します。
- EJBタイマが生成される。
Enterprise Beanのビジネスメソッドで,Timer ServiceオブジェクトからEJBタイマが生成されます。
(2) EJBタイマを自動生成するための設定
Managementイベントを使用してEJBタイマを自動生成するには,次の設定をします。
- Enterprise BeanにEJBタイマを生成するビジネスメソッドを作成する。
- EJBクライアントアプリケーションを作成する。
手順1.で作成したビジネスメソッドを呼び出すようにします。
- 手順2.で作成したEJBクライアントアプリケーションを実行する環境,およびバッチファイルを作成します。
- Managementイベントの自動実行を設定する。
Managementイベントを有効にします。J2EEサーバ開始完了時に出力されるKDJE30028-IをManagementイベントに設定し,このManagementイベントに対するManagementアクションとして,手順3.で準備したバッチファイルを設定します。
Managementイベントの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「9. Managementイベントの通知とManagementアクションによる処理の自動実行」を参照してください。
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