ここでは,uCosminexus Clientのインストール手順について説明します。
製品のインストールには,HITACHI総合インストーラを使用します。
uCosminexus Clientのインストール手順を次に示します。
- uCosminexus Clientをインストールします。
インストール後のuCosminexus Clientのディレクトリ構成については,「付録A.3 uCosminexus Clientのディレクトリ構成」を参照してください。
- 環境変数を設定します。
uCosminexus Clientで設定が必要な環境変数については,「3.3.4 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数の設定」を参照してください。
- リソースの見積もりと設定をします。
uCosminexus Clientをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。使用するリソースの見積もりについては,次に示すマニュアルの個所を参照してください。
- J2EEアプリケーション実行基盤の場合
マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「5. 使用するリソースの見積もり(J2EEアプリケーション実行基盤)」
- バッチアプリケーション実行基盤の場合
マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「6. 使用するリソースの見積もり(バッチアプリケーション実行基盤)」
インストールが完了したら,EJBクライアントアプリケーションを開始します。EJBクライアントアプリケーションの動作は,直接設定ファイルを編集したり,環境変数を設定したりして設定します。
EJBクライアントアプリケーションは,cjclstartapコマンドなどを使用して開始します。手順については,「3.3 EJBクライアントアプリケーションの開始」を参照してください。
- ポイント
- uCosminexus Clientを使用してEJBクライアント環境を構築する場合は,各ユーザ定義ファイルの格納ディレクトリは,「<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CCL」になります。
- 注意
- Windows Server 2008,Window 7,またはWindows Vistaで,ログの出力先としてC:¥Program Files以下のディレクトリを指定している場合,EJBクライアントアプリケーションは,管理者特権で実行する必要があります。管理者特権のないユーザが,ログの出力先としてC:¥Program Files以下のディレクトリを指定して,EJBクライアントアプリケーションを実行した場合には,ログは保存されません。この場合,ログは次に示すディレクトリに保存されます。
- C:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Local¥VirtualStore
- 07-50より前のバージョンで使用していたEJBクライアントアプリケーションを,Windows Server 2008,Window 7,またはWindows Vistaで使用する場合は,ログの出力先を見直す必要があります。
- Windows Server 2008,Window 7,またはWindows Vistaの場合に管理者特権で実行する方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「1.9.1 管理者特権で実行する必要がある操作」を参照してください。