Enterprise Beanクラス,ホームインタフェース,コンポーネントインタフェース,ビジネスインタフェース,インターセプタクラス,およびそれらで使用するクラスを実装する場合は,次に示す命名規則に従ってください。
- Enterprise Beanおよび関連するクラスのクラス名と同じ名前で始まるパッケージに,それらのクラスを配置しないでください。
- 「Wrappers.」で始まるパッケージ名は使用できません。
- Enterprise Beanクラス,ホームインタフェース,コンポーネントインタフェース,およびビジネスインタフェースの名称では,英数字および記号を使用します。アンダースコア(_)で始まるメソッド名,およびメンバ変数名は使用できません。
- 次に示すメソッドをビジネスメソッドとして使用しないでください。使用した場合,アプリケーションの開始時にコンパイルエラーとなったり,EJBが不正に動作することがあります。
- java.lang.Objectで定義された次のメソッド
equals(Object),hashCode(),toString(),clone(),finalize()
- javax.ejb.EJBObject,javax.ejb.EJBLocalObjectで定義された次のメソッド
getEJBHome(),getEJBLocalHome(),getHandle(),getPrimaryKey(),isIdentical(EJBLocalObject),isIdentical(EJBObject),remove()
- Entity BeanのCMPではアンダースコア(_)で始まるCMPフィールド名,およびCMRフィールド名は指定できません。
- 大文字,小文字の違いだけのパッケージ名称,およびクラス名称は利用できません。RMI-IIOPでは大文字,小文字が区別されないため,Enterprise Beanに正常にアクセスできなくなるおそれがあります。
- JARファイル中にあるホームインタフェースなど,java.rmi.Remoteを実装したクラスがあると,スタブは作業ディレクトリ内に生成されます。作業ディレクトリのパス長がプラットフォームの上限に達しないようにjava.rmi.Remoteを実装したクラスのパッケージ名やクラス名を指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,次に示すマニュアルの個所を参照してください。
- J2EEサーバの場合
マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「7.10 J2EEサーバの作業ディレクトリ」
- バッチサーバの作業ディレクトリ
マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「7.11 バッチサーバの作業ディレクトリ」
- EJB-JARファイルが別の場合でも,同じアプリケーション内では,クラスが重複しないようにしてください。
- Enterprise Beanのリモートインタフェース,リモートコンポーネントインタフェースのクラス名は,VisiBrokerの予約名を使用しないでください。なお,VisiBrokerの予約名には,「Helper」,「Holder」,「Package」,「Operations」,「POA」,および「POATie」があります。VisiBrokerの予約名については,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」を参照してください。
- デフォルトパッケージにEnterprise Beanクラスを作成する場合,次に示す文字列で終わるクラスをデフォルトパッケージに作成しないでください。
- _LocalHomeImpl
- _LocalComponentImpl
- _RemoteHomeImpl
- _RemoteComponentImpl
- _LocalBIProxyImpl
- _LocalBIClientSideProxyImpl
- _RemoteBIProxyInterface
- _RemoteBIProxyImpl
- _RemoteBIClientSideProxyImpl
- _CallbackWrapperImpl
- _InvocationContextImpl