10.3.4 cosminexus.xmlの作成

cosminexus.xmlを含むアプリケーションを作成するには,あらかじめ作成したcosminexus.xmlをアプリケーションに含める必要があります。cosminexus.xmlを作成する方法を次に示します。

図10-5 cosminexus.xmlを作成する方法

[図データ]

cosminexus.xmlを作成する方法には,DeveloperのMyEclipseを使って作成する方法とテキストエディタを使って作成する方法があります。それぞれの方法を,図中の(1)~(3)に沿って説明します。

<この項の構成>
(1) Developerを使って作成する方法
(2) テンプレートを使って作成する方法
(3) テンプレートを使わないで作成する方法

(1) Developerを使って作成する方法

アプリケーションサーバでは,DeveloperのMyEclipseを使ってcosminexus.xmlを作成できます。DeveloperのMyEclipseを使ってcosminexus.xmlを作成する方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」の「5.3.1 cosminexus.xmlの作成」を参照してください。

(2) テンプレートを使って作成する方法

テキストエディタを使ってcosminexus.xmlを作成する場合,テンプレートファイルを使用すると容易に作成できます。

テンプレートの格納場所を次に示します。

テンプレートの格納場所
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストール先>¥CC¥admin¥templates¥cosminexus.xml
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/admin/templates/cosminexus.xml

テンプレートをコピーしてEARまたはアプリケーションディレクトリ内に格納します。EARまたはアプリケーションディレクトリ内でのcosminexus.xmlの格納先を次に示します。

cosminexus.xmlの格納先
  • EAR内の格納先(アーカイブ形式のアプリケーションの場合)
    <EARのルート>/META-INF/cosminexus.xml
  • アプリケーションディレクトリ内の格納先(展開ディレクトリ形式のアプリケーション場合)
    展開ディレクトリ形式のアプリケーションでのcosminexus.xmlの格納先については,「12.4.2 アプリケーションディレクトリの構成」を参照してください。
    注意
    テンプレートには,DOCTYPE要素に指定するスキーマ定義ファイルの格納先として,Cosminexusのインストール先の書き換えを前提としたURL「file:///<Cosminexusのインストール先>/CC/admin/dtds/cosminexus_8_0.dtd」が記載されています。XMLエディタを使ってcosminexus.xmlを編集する前に,cosminexus.xmlのDOCTYPE要素に定義するファイルパスを書き換えてください。
    Cosminexusのインストール先がD:¥Cosminexusの場合の,ファイルパスの書き換えの例を示します。
    <!DOCTYPE cosminexus-app PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Cosminexus 8.0//EN' 'file:///D:/Cosminexus/CC/admin/dtds/cosminexus_8_0.dtd'>

(3) テンプレートを使わないで作成する方法

テンプレートを使わないでcosminexus.xmlを作成する場合は,マニュアルを基に,テキストエディタを使ってCosminexus アプリケーションサーバ独自の情報を定義します。テキストエディタを使ってcosminexus.xmlの作成する場合に必要なDOCTYPE要素,およびcosminexus.xmlの定義内容については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「2. Cosminexusアプリケーション属性ファイル(cosminexus.xml)」を参照してください。