ここでは,リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替え方法について説明します。
リロードとは,少ない手順で展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの入れ替えを実行できる機能です。リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替えでは,既存のJ2EEアプリケーションの停止,削除,入れ替え後のJ2EEアプリケーションのアーカイブ,インポート,再開などの作業が不要です。クラスファイルを更新してリロードを実行するだけでJ2EEアプリケーションを更新できるため,メンテナンスが頻繁に発生するシステムの運用などで特に有効な機能です。
なお,リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替えを実行するには,事前に設定が必要です。設定方法の詳細については,「12.8.12 J2EEアプリケーションの更新検知とリロードの設定」を参照してください。
リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替えは,サーバ管理コマンド(cjreloadappコマンド)を使用して実行できます。cjreloadappコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「10.6.2 展開ディレクトリ形式のアプリケーション」を参照してください。
リロードは,次の手順で実行します。
cjreloadapp <J2EEサーバ名> -name <J2EEアプリケーション名> |