Connector 1.5で規定された機能のうち,アプリケーションサーバで使用できる機能について説明します。使用できる機能は,Outboundの場合とInboundの場合で異なります。なお,Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタで使用できるアプリケーションサーバの機能については,「3.3.4 リソースアダプタの機能」を参照してください。
Outboundでは,次の機能が使用できます。
Inboundでは,Non-Transacted Delivery(EISがトランザクションに参加しないメッセージ配信)およびTransacted Delivery(EISがアプリケーションサーバのグローバルトランザクションに参加するメッセージ配信)を使用できます。
リソースアダプタをOutboundで使用する場合に指定できるトランザクションレベルを次の表に示します。
表3-46 Outboundで使用する場合に指定できるトランザクションレベル
利用する通信モデル | トランザクションの管理方法 | トランザクション属性 | トランザクションサポートレベル | ||
---|---|---|---|---|---|
NoTransaction | LocalTransaction | XATransaction※ | |||
Outbound | CMT | Required RequiresNew Supports NotSupported Mandatory Never | ○ | ○ | ○ |
BMT | - | ○ | ○ | ○ |
注※ リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含める場合は,XATransactionは使用できません。
表3-47 Inboundで使用する場合に指定できるトランザクション属性
利用する通信モデル | トランザクションの管理方法 | トランザクション属性 |
---|---|---|
Inbound | CMT | Required※ |
NotSupported | ||
BMT | - |
注※ CJMSPリソースアダプタまたはFTPインバウンドアダプタの場合は指定できません。