ここでは,データベース接続で使用できる機能について説明します。
データベース接続で使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能を,データベースごとに次の表に示します。
表3-21 使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能
項目 | HiRDB | Oracle | SQL Server | XDM/RD E2 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Oracle9i | Oracle10g | Oracle11g | |||||
J2EEコンポーネント | Servlet/JSP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Stateless Session Bean | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Stateful Session Bean | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Entity Bean(BMP) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | |
Entity Bean(CMP1.1) | ○ | × | × | × | × | × | |
Entity Bean(CMP2.0) | ○※1 | × | × | × | × | × | |
Message-driven Bean(onMessageメソッドからのデータベースアクセス) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
使用できる機能 | コネクションプーリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コネクションプールのウォーミングアップ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
コネクションプールの情報表示(cjlistpoolコマンド) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
コネクションプールのクリア(cjclearpoolコマンド) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
リソースへの接続テスト | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
コネクションの障害検知 | ○ | ○ | ○ | ○ | △※2 | ○ | |
ステートメントプーリング | ○※3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○※3 | |
ステートメントキャンセル | ○ | △※4 | △※4 | △※4 | ○ | ○ | |
ステートメントsetQueryTimeoutメソッド | ○ | △※5 | △※5 | △※5 | ○※6 | × | |
コネクションIDのPRFトレース出力 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | |
障害調査用SQLの出力 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
コネクションプールのクラスタ化 | × | × | ○※7 | ○※7 | × | × |
(凡例)○:使用できる ×:使用できない △:一部制限あり
注※1 CMP2.0の機能である,CMR機能は利用できません。
注※2 DB ConnectorのselectMethodプロパティをdirectに設定した場合は使用できません。
注※3 HiRDB自動再接続機能とステートメントプーリング機能の併用はできません。
注※4 Oracle9i,Oracle10gまたはOracle11gでOracle JDBC Thin Driverを使用して接続する場合は,接続形式がMTS接続のときに使用できます。専用接続では使用できません。
注※5 Oracle JDBC Thin Driverを使用する場合,MTS接続は有効に働きますが,専用接続には制限があります。詳細はオラクルのサポートサービスにお問い合わせください。
注※6 ステートメントsetQueryTimeoutメソッドは,SQL Server 2005またはSQL Server 2008の場合だけ使用できます。SQL Server 2000の場合は使用できません。
注※7 RAC機能を使用している場合で,Oracle JDBC Thin Driverを使用して接続するときに使用できます。