J2EEサービスのネーミング管理機能には,キャッシング機能があります。キャッシング機能とは,JNDIを介してEJBホームオブジェクトリファレンスを検索した場合に,該当オブジェクトをキャッシュに一時的に保存し,以降,同一のオブジェクトを検索するときには,キャッシュに保存されたオブジェクトを返す機能です。
この節では,キャッシングの流れ,およびキャッシュ領域のクリアについて説明します。
なお,ネーミング管理機能でのキャッシングをするための設定は,J2EEサーバ,WebコンテナサーバまたはEJBクライアントアプリケーションのプロパティとして設定します。
この節の構成を次の表に示します。
表2-20 この節の構成(ネーミング管理機能でのキャッシング)
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | キャッシングの流れ | 2.6.1 |
ネーミングで使用したキャッシュのクリア | 2.6.2 | |
設定 | キャッシング機能を使用するための設定 | 2.6.3 |
注意事項 | ネーミングでのキャッシングの注意事項 | 2.6.4 |
注 「実装」および「運用」について,この機能固有の説明はありません。