6.19 実行環境での設定

Cosminexus JPAプロバイダを使用する場合,J2EEサーバの設定およびDB Connectorの設定が必要です。

<この節の構成>
(1) J2EEサーバの設定
(2) DB Connectorの設定

(1) J2EEサーバの設定

J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。Cosminexus JPAプロバイダが出力するログファイルの設定は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでのCosminexus JPAプロバイダが出力するログファイルの設定について次の表に示します。

表6-27 簡易構築定義ファイルでのCosminexus JPAプロバイダが出力するログファイルの設定

指定するパラメタ設定内容
ejbserver.logger.channels.define.JPAOperationLogFile.filenum稼働ログの面数を指定します。
ejbserver.logger.channels.define.JPAMaintenanceLogFile.filenum保守ログの面数を指定します。
ejbserver.logger.channels.define.JPAOperationLogFile.filesize稼働ログのサイズを指定します。
ejbserver.logger.channels.define.JPAMaintenanceLogFile.filesize保守ログのサイズを指定します。
cosminexus.jpa.logging.level.operation.<category>稼働ログのログレベルを指定します。

簡易構築定義ファイルおよび指定するパラメタの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

(2) DB Connectorの設定

DB Connectorの設定は,サーバ管理コマンドおよびConnector属性ファイルで実施します。

Connector属性ファイルでの設定について次の表に示します。

表6-28 Connector属性ファイルでの設定

指定するタグ設定内容
<resource-external-property>-<optional-name>タグpersistence.xmlのデータソースの指定でリソースアダプタの別名を使用している場合,リソースアダプタの別名を設定します。persistence.xmlでリソースアダプタの別名を使用しない場合は設定不要です。
<resource-external-property>-<res-auth>タグpersistence.xmlのデータソースの指定でリソースアダプタの別名を使用している場合,リソースの認証方式として必ず「Container」を指定してください。
<resource-external-property>-<res-sharing-scope>タグpersistence.xmlのデータソースの指定でリソースアダプタの別名を使用している場合,リソース接続を共有するかどうかの指定として必ず「Shareable」を指定してください。
<property>-<property-name>タグ
<property>-<property-value>タグ
データベースへの接続情報を指定します。
  • ユーザ名の指定
    <property-name>タグにUserを,<property-value>タグにデータベース接続で使用するユーザ名を指定します。
  • パスワードの指定
    <property-name>タグにPasswordを,<property-value>タグにデータベース接続で使用するパスワードを指定します。
<connection-definition>-<transaction-support>タグトランザクションのサポートレベルを指定します。ここに指定する値は,persistence.xmlの<persistence-unit>タグのtransaction-type属性に指定した値と合わせてください。

Connector属性ファイルおよび指定するタグの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。