JPAプロバイダとはEntityManagerの機能を提供するエンジンのことです。アプリケーションサーバで利用できるJPAプロバイダには,Cosminexus JPAプロバイダとほかのベンダが提供するJPAプロバイダの2種類があります。それぞれのJPAプロバイダの利用について説明します。
アプリケーションサーバで提供しているJPAプロバイダです。Cosminexus JPAプロバイダでは,JPA 1.0仕様に基づく機能のほかに,Cosminexus JPAプロバイダ独自の機能も提供しています。Cosminexus JPAプロバイダの概要,アプリケーション実装時の注意事項,およびCosminexus JPAプロバイダの使用方法については,「6. Cosminexus JPAプロバイダ」を参照してください。
ほかのベンダで提供しているJPAプロバイダです。JPA仕様でJPAプロバイダとアプリケーションサーバの間のインタフェースが明確にされているため,アプリケーションサーバではほかのベンダが提供しているJPA 1.0仕様に準拠したJPAプロバイダを利用することもできます。
アプリケーションサーバからほかのベンダのJPAプロバイダを利用する場合は,次の設定が必要になります。
また,アプリケーションサーバで提供するJ2EEアプリケーション実行時間の監視機能を使用する場合は,JPAプロバイダのクラスおよびエンティティクラスを保護区リストに追加する必要があります。保護区リストへの追加方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.6 criticalList.cfg(保護区リストファイル)」を参照してください。