ここでは,C言語でプログラムを作成する場合を例にして,TP1インバウンドアダプタを呼び出すアプリケーションプログラムの作成について説明します。
OpenTP1のアプリケーションプログラムからのTP1インバウンドアダプタの呼び出しは,dc_rpc_call関数を使用します。dc_rpc_call関数の各引数に指定する値を次の表に示します。
表4-13 dc_rpc_call関数の引数に指定する値
引数 | 指定する値 |
---|---|
group | TP1インバウンドアダプタのConnector属性ファイルの<service_group>タグで定義したサービスグループ名を指定します。 |
service | Message-driven Bean(サービス)のActivationSpecの<service>タグで定義したサービス名を指定します。 |
in | サービスの入力パラメタを指定します。詳細は,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。 |
in_len | サービスの入力パラメタ長を指定します。詳細は,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。 |
out | 応答を格納する領域を指定します。詳細は,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。 |
out_len | 応答の長さを指定します。詳細は,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。 |
flags | RPCの形態を指定します。指定可能な値については「4.12.3 トランザクションの設定」を参照してください。 |
コーディング例は,トランザクション連携機能を使用しない場合と,トランザクション連携機能を使用する場合の2種類があります。
TP1インバウンドアダプタを呼び出すアプリケーションのSUPのコーディング例を次に示します。なお,この例はSUP固有のもので,SPP,MHPには該当しません。
#include <stdio.h> |
#include <stdio.h> |