3.7.1 DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによる接続の概要

DB Connector for Cosminexus RMは,Cosminexus RMと連携して,JMSインタフェースを使用してデータベースと接続するためのリソースアダプタです。

Cosminexus RMと連携することによって,サーブレット,JSP,Enterprise Bean(Session Bean,Entity Bean,Message-driven Bean)から,JMSインタフェースを使用してデータベース上のキューにアクセスできます。また,JDBCインタフェースを使用して,データベース上のテーブルにもアクセスできます。

JMSインタフェースとJDBCインタフェースを使用して同じデータベースにアクセスするとき,グローバルトランザクションを1フェーズコミットで処理できます。これによって,処理性能が向上します。また,JMSインタフェースとJDBCインタフェースによるデータベース接続に使用する物理コネクションを共通できるため,リソースを有効活用できるようになります。

DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによる接続の概要を次の図に示します。

図3-20 DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによる接続の概要

[図データ]

DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによるデータベース接続では,JDBCドライバに,HiRDB Type4 JDBC DriverまたはOracle JDBC Thin Driverを使用します。

DB Connector for Cosminexus RMの設定の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「14.1 リソースアダプタの設定の概要」,およびマニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」の「2.7 DB Connector for Cosminexus RMの機能」を参照してください。