ここでは,リソースアダプタの使用方法について説明します。リソースアダプタを使用してリソースと接続する方法には,次の2種類があります。
ここでは,それぞれの方法について説明します。
J2EEサーバにインポートしたリソースアダプタを,共有スタンドアロンモジュールとしてデプロイします。そのJ2EEサーバ上で動作するすべてのJ2EEアプリケーションで使用できるようになります。J2EEサーバ上に配置されたリソースアダプタをJ2EEリソースアダプタといいます。
リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含めて使用します。同じJ2EEアプリケーションに含まれるEJBやWARから,リソースアダプタを使用できます。リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含めて使用する手順については,「3.3.9 リソースアダプタの設定の流れ(J2EEアプリケーションに含めて使用する場合)」を参照してください。
なお,J2EEアプリケーションに含めることができるリソースアダプタには,制限があります。詳細については,「(3) 使用方法ごとに使用できるリソースアダプタ」を参照してください。
リソースアダプタは,Application Serverのバージョンに適したリソースアダプタに統一する必要があります。また,アプリケーションサーバでは,Connector 1.0仕様,およびConnector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタをデプロイして使用できます。ただし,J2EEアプリケーションに含めて使用する場合,次のリソースアダプタは使用できません。
アプリケーションサーバが提供するリソースアダプタの使用方法を次の表に示します。
表3-7 アプリケーションサーバが提供するリソースアダプタの使用方法
リソースアダプタ | 使用方法 | |||
---|---|---|---|---|
リソースアダプタをJ2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する | リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含めて使用する | |||
DB Connector | NoTransactionまたはLocalTransactionに設定 | ○ | ○ | |
XATransactionに設定 | ○ | - | ||
クラスタ構成 | ルートリソースアダプタ | ○ | - | |
メンバリソースアダプタ | ○ | - | ||
uCosminexus TP1 Connector | NoTransactionまたはLocalTransactionに設定 | ○ | ○ | |
XATransactionに設定 | ○ | - | ||
TP1/Message Queue - Access | ○ | - | ||
Cosminexus RM | Cosminexus RM(データベースなし) | ○ | - | |
Cosminexus RM(データベースあり) | ○ | - | ||
DB Connector for Cosminexus RM | ○ | - | ||
TP1インバウンドアダプタ※ | ○ | - | ||
CJMSPリソースアダプタ | ○ | - |
(凡例) ○:使用できる -:該当しない
注※ TP1インバウンドアダプタは,次の製品だけで使用できます。
使用できないリソースアダプタに対して次の操作をすると,エラーメッセージが出力されて,操作に失敗します。