ライブラリJARに含まれるクラスは,各コンポーネントから使用されます。ライブラリJARのクラスに記述できるのは,そのクラスを使用するコンポーネントでサポートされているアノテーションです。
ライブラリJARで指定できるアノテーションには,次の制限があります。
ライブラリJAR内のアノテーションを記述したクラスの使用例を次の図に示します。
図11-1 ライブラリJAR内のアノテーションを記述したクラスの使用例
EJB 3.0以降またはServlet 2.5以降から参照した場合,ライブラリJARに含まれる「@Resource」や「@EJB」が有効になります。EJB 2.1以前またはServlet 2.4以前のコンポーネントから参照した場合,ライブラリJARに含まれる「@Resource」や「@EJB」は無視されます。ただし,参照元のJ2EEアプリケーションのバージョンは,Java EE 5以上であることが前提です。