5.1 この章の構成

JPAとは,データベース関連処理の設計およびコーディングの簡略化を目的として,Javaのオブジェクトとリレーショナルデータベースとのマッピング(O/Rマッピング)に関して定められた仕様です。JPAを使用することで,ユーザはデータベースの持つ情報をJavaのオブジェクト(エンティティ)として操作することができるため,効率良くシステムを構築できます。

この章では,JPAの概要と,アプリケーションサーバでのJPAの利用について説明します。この章の構成を次の表に示します。

表5-1 この章の構成(アプリケーションサーバでのJPAの利用)

分類タイトル参照先
解説JPAの特長5.2
アプリケーションサーバで使用できるJPAの機能5.3
EntityManagerとは5.4
永続化コンテキストとは5.5
実装コンテナ管理のEntityManagerを取得する方法5.6
アプリケーション管理のEntityManagerを取得する方法5.7
persistence.xmlでの定義5.8
persistence.xmlの配置5.9
JPAのインタフェース5.10
注意事項アプリケーション設定時の注意事項5.11

注 「設定」および「運用」について,この機能固有の説明はありません。