コンテナ拡張ライブラリの作成と利用の流れを次に示します。
- ユーザ作成のクラスを実装,コンパイルします。
サーバ起動・停止フック機能を使用する場合は,<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥lib¥ejbserver.jarをクラスパスに指定してコンパイルします。なお,サーバ起動・停止フック機能を使用する場合は,IDEを使用しない方法で実装,コンパイルしてください。IDEを使用しないアプリケーションの開発方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」の「14. Eclipseを使用しないJ2EEアプリケーションの開発」を参照してください。
また,サーバ起動・停止フック機能では,Cosminexus TPBrokerが提供するスマートエージェント経由のCORBAオブジェクトを呼び出す処理を実装することもできます。
- 作成したクラスを,JARファイルにアーカイブします。
ユーザが作成したクラスを,コンテナ拡張ライブラリ用のJARファイルにアーカイブします。EJB-JARファイルやWARファイルには含めないでください。
- アーカイブしたJARファイルを,J2EEサーバまたはWebコンテナサーバのシステムクラスパスに指定します。
コンテナ拡張ライブラリを利用する場合,この手順のほかにJ2EEサーバまたはWebコンテナサーバでの設定(定義ファイルの指定など)が必要になります。
J2EEサーバでの設定については,「13.3.3 コンテナ拡張ライブラリの機能を使用するための設定」を参照してください。
Webコンテナサーバでの設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「10.6.3 Webコンテナサーバの動作設定のカスタマイズ」を参照してください。