DB Connector for Cosminexus RMは,Cosminexus RMと連携して,JMSインタフェースを使用してデータベースと接続するためのリソースアダプタです。
Cosminexus RMと連携することによって,サーブレット,JSP,Enterprise Bean(Session Bean,Entity Bean,Message-driven Bean)から,JMSインタフェースを使用してデータベース上のキューにアクセスできます。また,JDBCインタフェースを使用して,データベース上のテーブルにもアクセスできます。
JMSインタフェースとJDBCインタフェースを使用して同じデータベースにアクセスするとき,グローバルトランザクションを1フェーズコミットで処理できます。これによって,処理性能が向上します。また,JMSインタフェースとJDBCインタフェースによるデータベース接続に使用する物理コネクションを共通できるため,リソースを有効活用できるようになります。
DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによる接続の概要を次の図に示します。
図3-20 DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによる接続の概要
DB Connector for Cosminexus RMとCosminexus RMによるデータベース接続では,JDBCドライバに,HiRDB Type4 JDBC DriverまたはOracle JDBC Thin Driverを使用します。
DB Connector for Cosminexus RMの設定の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「14.1 リソースアダプタの設定の概要」,およびマニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」の「2.7 DB Connector for Cosminexus RMの機能」を参照してください。