3.5 システムの構築

システム設計の結果を基に,システムを構築します。

システム構築とは,アプリケーションサーバの実行環境をJ2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションが実行できる状態にすることです。J2EEアプリケーションを実行するシステムを構築する場合は,Application Serverのインストール,J2EEサーバの設定,Webサーバとの連携,J2EEリソースとJ2EEアプリケーションの設定,運用環境の構築などが含まれます。バッチアプリケーションを実行するシステムを構築する場合は,Application Serverのインストール,バッチサーバの設定,リソースの設定などが含まれます。

システムは,Smart Composer機能が提供しているコマンドを使用して構築します。Smart Composer機能のコマンドを使用すると,J2EEサーバ,バッチサーバ,Webサーバなどのサーバプロセスを,一括で構築できます。また,J2EEアプリケーションを実行するシステムを構築する場合は,ウィザードプログラムによってシステムを構築する機能である,セットアップウィザードを使用することもできます。

Smart Composer機能やセットアップウィザードを使用して構築したシステムは,Management Serverというサーバプロセスの機能を使用して一括管理できます。

システム構築の概要と構築手順については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「8. J2EEアプリケーションを実行するシステムの構築」を参照してください。また,機能ごとの詳細な設定方法については,次に示すマニュアルの中から,使用する機能に応じたマニュアルを参照してください。