フロントエンド/バックエンドシステムを構築する場合も,Smart Composer機能またはセットアップウィザードを使用して構築できます。この場合は,フロントエンドのサービスユニットとバックエンドのサービスユニットを,それぞれスケールアウト構成で構築します。ただし,セットアップウィザードは,1台のマシンで構成されるシステムを構築する場合だけに使用できます。
なお,Smart Composer機能でCTMを使用するバックエンドシステムを構築する場合,CTMのスケジューリングの対象になる業務処理プログラム(Enterprise Bean)の情報を登録したサーバ(統合ネーミングスケジューラサーバ)は,J2EEアプリケーションとは別のサービスユニットとして扱います。
CTMを使用したフロントエンド/バックエンド構成として構築した例を次の図に示します。
図4-11 Smart Composer機能によって構築するフロントエンド/バックエンド構成の例(CTMを使用する場合)
このほか,次のようなパターンの構成も,Smart Composer機能を使用して構築できます。
アプリケーションサーバで実現できるシステム構成については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「3. システム構成の検討(J2EEアプリケーション実行基盤)」を参照してください。また,Smart Composer機能またはセットアップウィザードを使用した構築・運用方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」を参照してください。