6.5 メッセージを使用した非同期通信用のアプリケーションを開発する

メッセージを使用した非同期通信を実行するには,送信側のアプリケーションと受信側のアプリケーションが必要です。これらのアプリケーションは,アプリケーションサーバが提供するJMSインタフェースを使用して開発できます。また,扱うメッセージは,JMSインタフェースを使用したJMSメッセージです。JMSメッセージはMessageインタフェースをルートインタフェースとするオブジェクトです。

送信側および受信側のアプリケーションは,実現する業務内容に合わせて,サーブレット,JSPまたはEnterprise Beanとして作成します。受信側のアプリケーションをMessage-driven Beanとして作成することで,受信用のキューにメッセージが登録されたことを契機にメッセージを受け取り,必要な業務処理を実行するアプリケーションを開発できます。

非同期通信用アプリケーションの開発については,使用する機能に応じて,次のどちらかのマニュアルを参照してください。

 

参考
この節の説明は,アプリケーションサーバの機能を使用した場合の非同期通信の説明です。
このほか,Connector 1.5仕様に準拠した任意のリソースアダプタを使用して,外部のリソースからのメッセージ送信を受け付けて非同期で実行することもできます。この場合のアプリケーションの開発方法については,使用するリソースアダプタの仕様に従ってください。