1.3 仮想化したサーバ上でのJ2EEアプリケーション実行環境

この節では,仮想化したサーバ上で構築・運用するJ2EEアプリケーション実行環境について説明します。

近年,システムの高度化・複雑化が進み,システムで使用するサーバ数は増加しています。しかし,サーバの台数を増やすことで維持および管理コストが増大するおそれがあります。この問題に対する解決方法として,サーバの仮想化技術の適用が考えられます。仮想化技術の適用によって,物理サーバの台数はそのままでサーバを増やすことができます。ただし,仮想化したサーバは増加傾向にあるため,仮想化したサーバ上にJ2EEアプリケーションの実行環境を構築,運用するための負荷は減りません。

Cosminexusのアプリケーションサーバを使用すると,サーバの仮想化技術を使用したシステムの構築,運用が容易になります。これによって,次のことが実現できます。

仮想サーバ上で動作するアプリケーションサーバを構築および運用する場合の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド」を参照してください。