25.2.2 ファイルの格納先,および格納先の変更方法
デフォルトの設定の場合の格納先,および格納先の変更方法を説明します。
(1) ファイルの格納先(デフォルトの設定)
デフォルトの設定の場合は,次のconfig.properties(本製品の設定ファイル)が適用されます。
<本製品のインストールディレクトリ>/conf/config.properties
(2) ファイルの格納先の変更方法
config.properties(本製品の設定ファイル)の格納先は,環境変数PROCESS_MONITOR_CONFIG_PATHで変更できます。次に,変更する手順を説明します。
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config.properties(本製品の設定ファイル)のテンプレートをコピーして,任意のディレクトリに格納する。
テンプレートは次のファイルを使用してください。
<本製品のインストールディレクトリ>/template/config.properties
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手順1でコピーしたファイルの絶対パスを,環境変数PROCESS_MONITOR_CONFIG_PATHに指定する。
シンボリックリンクを使用する場合,シンボリックリンクの後ろに親ディレクトリを表す「..」を含めないでください。
- ヒント
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実行可能JAR/WAR形式の場合
実行可能JAR/WARプロセス単位にプロセスモニタが必要です。実行可能JAR/WARプロセスが2つ以上になる場合は,次のどちらかを実施してください。
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config.properties(本製品の設定ファイル)を実行可能JAR/WARプロセスごとに作成する
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config.properties(本製品の設定ファイル)を環境変数で動的に展開できるように編集し,起動スクリプト起動時に環境変数を設定する
WARデプロイ形式の場合
同一マシン,または,同一ホスト上に複数のTomcatインスタンスを作成する場合,インスタンス間で一意とする必要があるプロパティが存在するため,次のどちらかを実施する必要があります。
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config.properties(本製品の設定ファイル)をTomcatインスタンスごとに作成する
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config.properties(本製品の設定ファイル)を環境変数で動的に展開できるように編集し,Tomcatサーバプロセス起動時に環境変数を設定する
変数展開については,「(2) プロパティ値の変数展開について」を参照してください。
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