23.4.1 統計情報出力機能で変更するSpring Bootのプロパティ
実行可能JAR/WAR形式の場合,プロセスモニタはconfig.properties(本製品の設定ファイル)のプロパティに従って,モニタ対象プロセスにSpring Bootのプロパティを追加します。それによって,統計情報の取得が可能になります。追加するプロパティを次に示します。
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config.properties(本製品の設定ファイル)のプロパティ |
Spring Bootのプロパティ |
デフォルト値 |
説明 |
|---|---|---|---|
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stats.jmx.systemproperty.mbeanregister.embedded-tomcat.enabled |
server.tomcat.mbeanregistry.enabled |
true |
組み込みTomcatのMBean レジストリを有効にすることで,組み込みTomcatの統計情報の取得を可能にします。 |
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stats.jmx.systemproperty.mbeanregister.hikaricp.enabled |
spring.datasource.hikari.register-mbeans |
true |
Hikari Connection PoolのMBean レジストリを有効にすることで,Hikari Connection Poolの統計情報の取得を可能にします。 |
- 重要
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上記のSpring Bootのプロパティは,システムプロパティとして設定します。したがって,Spring Bootの仕様によってシステムプロパティより優先度が低いプロパティ指定方式(例:application.properties)の指定は無効となります。また,プロセスモニタの起動スクリプトのJavaVMオプションや,システムプロパティより優先度が高いプロパティ指定方式(例:プロセスモニタの起動スクリプトのアプリケーション引数)の指定がある場合は,統計情報出力機能の設定ファイルでの設定は無効となります。