17.2.2　オートスケーリンググループからの閉塞を高速化する

Tomcatをオートスケーリング構成のマシン上で使用している場合，本製品の稼働監視機能によって障害が検知された瞬間に，オートスケーリンググループからの切り離し（閉塞）が実施されます。ロードバランサのヘルスチェック機能を使用する場合に比べて，障害発生から閉塞までの不稼働時間を短縮できます。

稼働監視機能のユーザコマンドによる情報通知を使用することで，障害の検知を契機に任意のスクリプトを実行できます。そのスクリプト内で，クラウドベンダが提供するコマンド，APIなどを用いて自マシンをオートスケーリンググループから切り離す処理を実装してください。

オートスケーリンググループから切り離す手段については，各クラウドベンダが提供するドキュメントを参照してください。また，実行するコマンドがインストール済みかどうか，コマンドおよびAPIの実行に必要な権限があるかどうかに注意してください。