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uCosminexus Application Runtime for Apache Tomcat ユーザーズガイド


12.6.2 Tomcatプロセスモニタが稼働していないときの取得方法

Tomcatプロセスモニタが稼働していない環境で,スナップショットログと同等の内容の保守情報を取得する場合は,次の(1)から(3)までの手順を実行してください。

〈この項の構成〉

(1) コマンドの実行と結果の保存

  1. 次のコマンドを実行して,コマンド実行結果格納ディレクトリを作成する。

    mkdir -p <Tomcatプロセスモニタの一時領域>/snapshot_$(date +%Y-%m-%d_%H-%M-%S)_manual

    プロセスモニタの一時領域については,「8.8 Tomcatプロセスモニタの一時領域」を参照してください。

  2. Tomcatサーバプロセス稼働時)実行するコマンドおよびその出力先を確認する。

    Tomcatサーバプロセスが稼働しているときは,次の表に記載されているコマンドを実行します。コマンドおよびその出力先を確認してください。

    日立JavaVMを使用している場合

    表12‒8 モニタリング情報の取得時のコマンド,出力先,およびその説明

    表12‒10 kill -3 <pid>コマンド実行時の出力先とその説明(日立JavaVMを使用する場合)

    表12‒13 ホストマシン情報の取得時のコマンド,出力先,およびその説明

    他社製JavaVMを使用している場合

    表12‒8 モニタリング情報の取得時のコマンド,出力先,およびその説明

    表12‒11 jcmdコマンド実行時の出力先とその説明(他社製JavaVMを使用する場合)

    表12‒13 ホストマシン情報の取得時のコマンド,出力先,およびその説明

  3. Tomcatサーバプロセス非稼働時)実行するコマンドおよびその出力先を確認する。

    Tomcatサーバプロセスが稼働していないときは,次の表に記載されているコマンドを実行します。コマンドおよびその出力先を確認してください。

    表12‒13 ホストマシン情報の取得時のコマンド,出力先,およびその説明

  4. 手順2または3で確認したコマンドを次の形式で実行する。出力ファイル名は,手順2または3で確認した出力先と一致させてください。表内に2つ以上の出力先ファイルがある場合,一番上に記載されているファイルを出力ファイル名に指定してください。

    <実行するコマンド> 1><コマンド実行結果格納ディレクトリ>/<出力ファイル名> 2>&1 
  5. 標準出力および標準エラー出力の内容をリダイレクトして,ファイルに保存する。

  6. 次のコマンドを実行し,Tomcatの起動に使用しているJava環境のバージョンを取得する。

    <Tomcatの起動に使用しているjavaコマンド> -version 1><コマンド実行結果格納ディレクトリ>/java_version.txt 2>&1 

(2) ファイルの取得

  1. コピーするファイルを次の表で確認する。

  2. 次のコマンドを実行して,手順1で確認したファイルをカレントディレクトリにコピーする。そのとき,コピー元のパスが分かるようにしてください

    cp -r --parents <ディレクトリまたはファイルパス> .
  3. アプリケーションのデプロイメント・ディスクリプタがwarファイル内だけに格納されている場合,そのwarファイルだけを展開し,コピーしてください

    コピー先は,次のとおりです。

    <アーカイブファイルの絶対パスの先頭の「/」を除いた値>_/<アーカイブファイル内のファイルの絶対パス>

    warファイルを展開し,コピーする例を次に示します。

    図12‒1 warファイルを展開・コピーする例

    [図データ]

  4. に記載されているファイルを削除する。

    表12‒6 収集対象外のパス

  5. 次に記載されているファイル中の機密情報をマスキングする。

(3) zipファイルの作成

次のコマンドを実行して,取得したファイルをアーカイブしてください。

zip -r snapshot_$(date +%Y-%m-%d_%H-%M-%S)_manual.zip .