10.1.1 稼働監視機能の位置づけ
稼働監視機能は,Tomcatプロセスモニタが起動する稼働監視コンポーネントとして動作します。そして,Tomcatプロセスモニタが起動するTomcatサーバプロセスを稼働監視します。
稼働監視機能の位置づけを次の図に示します。
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図中の番号について次に説明します。
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稼働監視機能は,Tomcatサーバプロセスと,Tomcatプロセスモニタ上で起動する稼働監視コンポーネントとの間で通信を実行して,各種イベントを検知します。これによって,ヘルスチェックやハートビート監視などの機能を実現します。
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稼働監視機能では,イベントを検知した際に対応する動作(アクション)を定義できます。アクションとして,「クラウドまたはコンテナ管理基盤に情報を通知する処理」を実行するユーザコマンドを定義すれば,クラウドまたはコンテナ管理基盤に情報を通知できます。稼働監視機能で検知したイベントはログに出力されます。出力されたログは,スナップショットログとして収集されます。