付録D.3　相関ID機能との連携

HMP-ADIFは相関IDの採番および伝搬を実施する機能を提供します。

相関IDとは，HMP-ADIFが出力するログやHMP-ADIFのトレース情報など，同一のリクエストで出力された一連の情報を紐づけるための，リクエストごとに一意となるIDです。相関IDはHMP-ADIFのログやHMP-ADIFのトレース情報の一部に付与されます。

tracer.hmp-adif.send-trace-as-span.enabledプロパティの指定値がtrueの場合，HMP-ADIFの相関ID機能の設定に従って相関IDを採番しますが，相関IDの採番タイミングが「ハンドラ開始時」から「HTTPリクエスト受信直後」に変わります。