付録D.1 本製品とHMP-ADIFを連携して使用した場合のユースケース
本製品とHMP-ADIFを連携して使用した場合の代表的なユースケースを示します。HMP-ADIFを使用してマイクロサービスアーキテクチャを実現する場合,次の図のようなシステム構成が想定されます。
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本製品を導入することで得られる効果を次に示します。各説明の番号は図中の番号と対応しています。
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本製品のトレースログをトレース管理基盤で可視化できます。これによって,アプリケーションとアプリケーション基盤の処理をまとめて参照でき,障害発生個所を速やかに特定できます。
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分散トレーシングによって,複数のマイクロサービスの情報を1か所でまとめて可視化できます。これによって,複数のアプリケーション基盤の情報もまとめて参照でき,特定の仮想マシンやコンテナからスナップショットログを取得することなく,速やかに障害発生個所のトレースログを参照できます。
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トレースログにHMP-ADIFの分散トレーシング機能が取得するトレース情報を出力できます。これによって,トレースログでアプリケーション基盤だけでなくアプリケーションの情報が参照でき,ログの可読性が向上します。また,本製品のサポートサービスにアプリケーションの情報が含まれたスナップショットログを送付することで,速やかな問題解決につながります。