21.2　他社製JavaVMを使用する場合

Java HotSpot VM共通起動オプションのデフォルト値と変更可否について説明します。

本製品を使用することで，Java Hot Spot VM共通起動オプションのデフォルト値とは異なる値が設定されるオプションがあります。そのオプションを次に示します。その他のJava Hot Spot VM共通の起動オプションについては，使用している他社製JavaVMのドキュメントを参照してください。

表21‒5　Java HotSpot VM共通起動オプションのデフォルト値と変更可否（プロセスモニタ）
オプション名称	プロセスモニタ
オプション名称	デフォルト値	変更可否
-Xmx<size>	64M	不可
-Xms<size>	64M	不可
-XX:MaxMetaspaceSize=<size>	2⁶⁴-1	不可
-XX:MetaspaceSize=<size>	48M	不可
-XX:CompressedClassSpaceSize=<size>	1G	不可
-Xss<size>	1M	不可
-XX:NewRatio=<value>	2	不可
-XX:SurvivorRatio=<value>	32	不可
-XX:TargetSurvivorRatio=<value>	50	不可
-XX:MaxTenuringThreshold=<value>	14	不可
-XX:ReservedCodeCacheSize=<size>	48M	不可
-XX:[+\|-]UseSerialGC	-XX:+UseSerialGC	不可
-XX:[+\|-]UseG1GC	-XX:-UseG1GC	不可
-XX:[+\|-]UseCompressedOops	-XX:+UseCompressedOops	不可
-XX:[+\|-]TieredCompilation	-XX:-TieredCompilation	不可
-XX:[+\|-]UseSharedSpaces	実行可能JAR/WAR形式 -XX:-UseSharedSpaces WARデプロイ形式 JavaVMのデフォルト値と同じ	不可

注1

<size>は，自然数（1以上の整数）の値を次に示す単位を使って指定してください。

・キロ「K」

・メガ「M」

・ギガ「G」

・テラ「T」

なお，大文字・小文字は区別されません。

注2

変更可否が「不可」となっているオプションは，本製品の安定稼働やサポートサービスへの保守情報の提供のために必要です。保守員からの指示がない場合は，値を変更しないでください。

表21‒6　Java HotSpot VM共通起動オプションのデフォルト値と変更可否（モニタ対象プロセス）
オプション名称	モニタ対象プロセス
オプション名称	デフォルト値	変更可否
-Xmx<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-Xms<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:MaxMetaspaceSize=<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:MetaspaceSize=<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:CompressedClassSpaceSize=<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-Xss<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:NewRatio=<value>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:SurvivorRatio=<value>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:TargetSurvivorRatio=<value>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:MaxTenuringThreshold=<value>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:ReservedCodeCacheSize=<size>	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:[+\|-]UseSerialGC	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:[+\|-]UseG1GC	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:[+\|-]UseCompressedOops	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:[+\|-]TieredCompilation	JavaVMデフォルト値と同じ	可
-XX:[+\|-]UseSharedSpaces	JavaVMデフォルト値と同じ	可

注