18.6 context.xml(Tomcatのコンテキスト設定ファイル)
本製品の機能をTomcatサーバプロセス上で動作させるために,本製品から提供される実装クラスをcontext.xml(Tomcatのコンテキスト設定ファイル)に設定する必要があります。context.xml(Tomcatのコンテキスト設定ファイル)に追加する必要がある要素,およびその親要素を次の表に示します。
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要素,属性(太字の部分が追加が必要な要素) |
参照先 |
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<Context> |
- |
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│ |
: |
- |
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├ |
<Loader loaderClass="com.cosminexus.appruntime.tomcat.classloader.WebappDirectoryClassLoader" /> |
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│ |
: |
- |
- (凡例)
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-:該当なし
なお,このファイルのテンプレートが次の場所に格納されています。こちらのテンプレートをコピーして使うこともできます。
- Tomcat 9.xの場合:
<本製品のインストールディレクトリ>/template/tomcat9/context.xml
- Tomcat 10.1.xの場合:
<本製品のインストールディレクトリ>/template/tomcat/tomcat10.1/context.xml
- 重要
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テンプレートファイル内のコメントに,テンプレートファイルの元となったTomcatのバージョンが記載されています。コメントに記載されているバージョンが,実際に使用するTomcatのバージョンよりも古い場合,Tomcatの仕様が変更されているおそれがあります。
バージョンが書かれているコメントの例は次のとおりです。
<!-- original Tomcat version: 10.1.15 -->
また,次に示す要素は,必要に応じて追加してください。
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Tomcat JDBC Connection Pool機能を使用する場合
context.xml(Tomcatのコンテキスト設定ファイル)に<Resource>要素を追加します。該当する<Resource>要素のjdbcInterceptors属性に"com.cosminexus.appruntime.tomcat.tracer.JdbcTraceHandler"を追記してください。詳細は,「15.2.2 WARデプロイ形式のセットアップ方法」を参照してください。
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稼働監視機能でリクエスト処理の停滞を検知する場合
server.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)またはcontext.xml(Tomcatのコンテキスト設定ファイル)でTomcatのStuck Thread Detection Valve(className属性が"org.apache.catalina.valves.StuckThreadDetectionValve"の<Valve>要素)を追加してください。詳細は,「16.3.5(3) 設定できる内容」およびTomcatのドキュメントを参照してください。