17.3.3 その他の情報の取得
「表17-2 スナップショットログ収集機能の収集対象情報と収集方法」で収集方法が「その他」になっている収集対象情報について説明します。
(1) アプリケーション設定値情報
アプリケーション設定値情報が取得されます。アプリケーション設定値情報は,Spring BootのイベントApplicationStartedEventが発生したタイミングで,次のディレクトリに出力されます。
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実行可能JAR/WAR形式の場合
${common.base}/infos
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WARデプロイ形式の場合
${common.base}/infos/<コンテキストパス※>
注※ コンテキストパス内の「.」は「.!」に置換されます。
WARデプロイ形式の場合の出力先ディレクトリの例を次に示します。
- 例:コンテキストパスが「/sample」の場合,次のディレクトリに出力されます。
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${common.base}/infos/sample
- 例:コンテキストパスが「/」の場合は次のディレクトリに出力されます。
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${common.base}/infos
収集されるアプリケーション設定値情報を次の表に示します。ファイルの文字コードはUTF-8です。
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アプリケーション設定値情報のファイル |
ファイルの説明 |
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resolved.properties |
Spring Bootのアプリケーションプロパティのキーと値のリストです。 キーは,次のどれかに定義されているものだけが出力されます。ただし,JSON形式やYAML形式で指定されているものは,「.」で結合された1つのキーになります。
キーに対する値は,Spring Bootの仕様に従って,優先度と${}形式が解決された値です。ただし,${}形式の解決に失敗した場合は,そのまま出力されます。 |
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source<n>.properties |
Spring Bootのアプリケーションプロパティのキーと値のリストです。ファイル名の<n>には,1から始まる通番が格納されます。resolved.propertiesとの違いは次のとおりです。
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モニタ対象プロセス実行中に,ユーザがSpring Bootのアプリケーションをアンデプロイしてもresolved.propertiesとsource<n>.propertiesは削除されません。
${common.base}/infosには直近の起動時の情報が格納されます。モニタ対象プロセスが起動したときに,前回起動時に出力されたファイルはすべて削除されます。
(2) 利用ライブラリ情報
アプリケーションが利用しているライブラリのファイル情報が取得されます。Spring BootのイベントApplicationStartedEventが発生したタイミングで,次のディレクトリにlib_list.txtを生成します。
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実行可能JAR/WAR形式の場合
${common.base}/infos
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WARデプロイ形式の場合
${common.base}/infos/<コンテキストパス※>
注※ コンテキストパス内の「.」は「.!」に置換されます。
WARデプロイ形式の場合の出力先ディレクトリの例を次に示します。
- 例:コンテキストパスが「/sample」の場合,次のディレクトリに出力されます。
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${common.base}/infos/sample
- 例:コンテキストパスが「/」の場合は次のディレクトリに出力されます。
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${common.base}/infos
lib_list.txtの1行ごとに,クラスパスの情報(JARファイルや,WARファイルの中に含まれるJARファイルなど)の情報が記載されます。ファイルの文字コードはUTF-8です。
${common.base}/infosには直近の起動時の情報が格納されます。モニタ対象プロセスが起動したときに,前回起動時に出力されたファイルはすべて削除されます。
(3) プロセスモニタ利用情報
スナップショットログ収集機能の収集対象に関するSpring Bootの設定値※が,ファイルに出力されます。そのほかに,プロセスモニタで処理するために必要な情報がファイルに出力されます。
注※ Spring Bootの設定値は,モニタ対象プロセスを起動したあとや,アプリケーションをデプロイしたときに決まります。
Spring BootのイベントApplicationStartedEventが発生したタイミングで,次のディレクトリにfor_monitor_info.jsonが出力されます。
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実行可能JAR/WAR形式の場合
${common.base}/infos
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WARデプロイ形式の場合
${common.base}/infos/<コンテキストパス※>
注※ コンテキストパス内の「.」は「.!」に置換されます。
WARデプロイ形式の場合の出力先ディレクトリの例を次に示します。
例:コンテキストパスが「/sample」の場合,次のディレクトリに出力されます。
${common.base}/infos/sample
- 例:コンテキストパスが「/」の場合は次のディレクトリに出力されます。
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${common.base}/infos
${common.base}/infosには直近の起動時の情報が格納されます。モニタ対象プロセスが起動したときに,前回起動時に出力されたファイルはすべて削除されます。