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uCosminexus Application Runtime for Spring Boot ユーザーズガイド


16.2.2 モニタ対象プロセスへの稼働監視用ライフサイクルリスナーの設定

稼働監視機能では,稼働監視用にライフサイクルリスナーを提供します。実行可能JAR/WAR形式の場合,稼働監視用ライフサイクルリスナーの設定は必要ありません。

WARデプロイ形式の場合,稼働監視用ライフサイクルリスナーの設定が必要です。

ここでは,WARデプロイ形式の場合の稼働監視用ライフサイクルリスナーの設定について説明します。

稼働監視用ライフサイクルリスナーを使用するために,次の表の項目を設定してください。

表16‒2 稼働監視用ライフサイクルリスナーの設定項目

項目

説明

設定対象のファイル

server.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)※1

設定する要素

com.cosminexus.appruntime.tomcat.healthcheck.MonitoringListener※2

注※1

server.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)の記述方法については,Tomcatのドキュメントを参照してください。

本製品を使用するためserver.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)に追加が必要な要素については,「18.5 server.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)」を参照してください。

注※2

Serverコンポーネントに設定します。設定個所はListener要素のclassName属性です。

モニタ対象プロセス起動時に,稼働監視に必要な情報を稼働監視コンポーネントに送信します。また,停滞検出バルブで検出したリクエスト停滞情報を稼働監視コンポーネントに送信します。

このListenerはServer要素にだけネストすることができます。このListener要素にclassName属性以外の属性はありません。

リクエスト停滞情報および停滞検出バルブについては,「16.3.5 リクエスト処理の停滞監視」を参照してください。

設定例を次に示します。

<Server ...>
  ...
  <Listener className="com.cosminexus.appruntime.tomcat.healthcheck.MonitoringListener"
 ... />
  ...
</Server>