Hitachi

uCosminexus Application Runtime for Spring Boot ユーザーズガイド


14.2.4 プロセスモニタ機能適用後の終了ステータス

プロセスモニタ機能適用後の,Tomcat起動失敗時と停止時の終了ステータスについて説明します。

Tomcatの起動失敗時の終了ステータス

本製品を組み込んだTomcatの起動に失敗した原因とその終了ステータスを次の表に示します。

表14‒3 Tomcatの起動に失敗した原因と終了ステータス

原因

終了ステータス

環境変数JRE_HOMEの値不正

101

config.properties(本製品の設定ファイル)のI/Oエラー

config.properties(本製品の設定ファイル)のバリデーションエラー

プロセスモニタの一時領域へのアクセスエラー

セキュリティマネージャが設定されている

その他のTomcat起動前のエラー

102

稼働監視機能によるTomcatの停止要求発生

110

プロセスモニタ終了時点で,Tomcatが停止していない

103

上記以外の原因

プロセスモニタ機能を適用していないときの終了ステータスと同じ値

Tomcat停止時の終了ステータス

Tomcatの停止時の終了ステータスは,原則,プロセスモニタ機能を適用していないときの終了ステータスと同じ値となります。ただし,SIGTERM以外の受信可能なシグナルをプロセスモニタが受信した場合は,SIGTERMシグナルを送信したときと同じ値になります。