Hitachi

uCosminexus Application Runtime for Spring Boot ユーザーズガイド


8.1.4 スナップショットログの出力先を不揮発なストレージに設定する

実行可能JAR/WARプロセスをオートスケーリング構成のコンテナ上で実行している場合,コンテナ内だけに保存していたログファイルや環境情報はスケールインとともに削除されます。障害発生を契機にスケールインされると,その障害要因の特定が困難になります。

本製品では,稼働監視機能とスナップショットログ収集機能によって,障害発生が検知されるとすぐに障害解析に必要なログファイルや環境情報が自動収集されてスナップショットログが生成されます。そのため,このスナップショットログの出力先をコンテナ外の永続化ストレージにマウントされたディレクトリに設定して,スケールイン後もスナップショットログを参照できるようにしてください。詳細は,「12.3 Dockerfileを作成する」のconfig.properties(本製品の設定ファイル)の設定に関する説明を参照してください。