Hitachi

uCosminexus Application Runtime for Spring Boot ユーザーズガイド


2.2.1 スナップショットログの出力先を不揮発なストレージに設定する

実行可能JAR/WARプロセスをオートスケーリング構成のマシン上で実行している場合,マシン内だけに保存していたログファイルおよび環境情報はスケールインとともに削除されます。障害発生を契機にスケールインされると,その障害要因の特定が困難になります。

本製品では,稼働監視機能とスナップショットログ収集機能によって,障害発生が検知されるとすぐに障害解析に必要なログファイルや環境情報が自動収集されます。これらを基に,スナップショットログが生成されます。そのため,このスナップショットログの出力先は,マシン外の不揮発ストレージにマウントされたディレクトリに設定してください。これによって,スケールイン後もスナップショットログを参照できます。詳細は,「4.4 オートスケーリング環境で運用する」を参照してください。