はじめに
このマニュアルは,次の製品について説明したものです。
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uCosminexus Application Runtime for Spring Boot
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uCosminexus Application Runtime with Java for Spring Boot
以降,この2つの製品を総称して「本製品」と表記します。各製品の独自の説明については,製品名を表記します。
このマニュアルでは,本製品の機能,設計,構築および運用方法について説明しています。また,定義ファイルやメッセージなどのリファレンス情報についても記載しています。
このマニュアルを読むことで,適切にシステムを運用できるようになることを目的としています。
■ 対象読者
対象読者は,次のとおりです。
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本製品の概要を知りたい方
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本製品を導入してシステムを設計・構築・運用する方
また,次の知識をお持ちの方を前提としています。
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Linuxに関する知識
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Tomcatに関する知識
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Spring Bootに関する知識
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クラウドまたはコンテナに関する知識
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Java Development Kitに関する知識
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Java EEまたはJakarta EEに関する知識
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Webアプリケーションに関する知識
■ 読書手順
本製品を使用する環境によって,読む必要のある個所が異なります。対応を次の表に示します。
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本製品を使用する環境 |
読む必要のある個所 |
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オンプレミス環境 |
第1編 概要 |
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第2編 オンプレミス環境・仮想マシン環境での設計・構築・運用 |
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第4編 機能 |
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第5編 リファレンス |
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付録 |
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仮想マシン環境 |
第1編 概要 |
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第2編 オンプレミス環境・仮想マシン環境での設計・構築・運用 |
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第4編 機能 |
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第5編 リファレンス |
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付録 |
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コンテナ仮想化環境 |
第1編 概要 |
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第3編 コンテナ仮想化環境での設計・構築・運用 |
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第4編 機能 |
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第5編 リファレンス |
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付録 |
■ このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用している記号を,次のように定義します。
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記号 |
意 味 |
|---|---|
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| |
横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」を意味します。 (例) A|B AまたはBを指定することを示します。 |
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{ } |
この記号で囲まれている複数の項目のうちから1つを選択することを示します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの1つを選択します。 (例) {A|B|C} A,BまたはCのどれかを指定することを示します。 |
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[ ] |
この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。複数の項目が横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と同じくどれか1つを選択します。 (例1) [A] 「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。 (例2) [B|C] 「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示します。 |
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… |
記述が省略されていることを示します。 (例) ABC… ABCの後ろに記述があり,その記述が省略されていることを示します。 |
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< > |
この記号で囲まれている項目は,該当する要素やファイルなどを指定したり,該当する要素が表示されたりすることを示します。 (例1) <プロパティ> プロパティを記述します。またはプロパティが表示されます。 (例2) <ファイル名> ファイル名を指定します。 |
■ Tomcatのインストール先パスおよび環境変数CATALINA_BASEが指すパスの表記
Tomcatのインストール先パスを${CATALINA_HOME},環境変数CATALINA_BASEが指すパスを${CATALINA_BASE}と表記します。環境変数CATALINA_BASEを使用していない場合は,${CATALINA_BASE}を${CATALINA_HOME}に読み替えてください。