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uCosminexus Application Runtime - Cosminexus Developer's Kit for Java 機能解説・リファレンス


2.4.3 ZGC使用時の他機能への影響

ここでは,ZGC使用時の他機能への影響について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 使用が制限される機能

ZGCを使用している場合,次の機能を使用できません。

(a) クラス別統計機能

この機能の詳細は,「4.2 クラス別統計機能」を参照してください。

また,次に示すコマンドおよびオプションが無効になります。

(b) クラス別統計情報解析機能

この機能の詳細は,「4.9 クラス別統計情報解析機能」を参照してください。

(c) Survivor領域の年齢分布情報出力機能

この機能の詳細は,「4.10 Survivor領域の年齢分布情報出力機能」を参照してください。

(d) ローカル変数情報出力機能

この機能の詳細は,「-XX:[+|-]HitachiLocalsInThrowable(例外発生時のローカル変数情報収集オプション)」を参照してください。

また,次のオプションが無効になります。

  • -XX:+HitachiLocalsInStackTraceオプション

  • -XX:+HitachiLocalsSimpleFormatオプション

これらのオプションの詳細は,「5.2 日立JavaVM拡張オプションの詳細」を参照してください。

(e) メモリ情報取得機能

この機能の詳細は,「7.1 MemoryInfoクラス」を参照してください。

(2) 出力内容が変更される機能

ZGCを使用している場合,次の機能で出力される内容が変更されます。

(a) 日立拡張VerboseGC機能

ZGCを使用している場合,ZGC向けの日立拡張Javaログが出力されます。

ZGC使用している場合の日立拡張Javaログの詳細は,「-XX:[+|-]HitachiVerboseGC(拡張verbosegc情報出力オプション)」を参照してください。

(b) 日立拡張スレッドダンプ機能

ZGCを使用している場合,Javaヒープ領域の構成がSerialGCおよびG1GCの場合と異なります。そのため,日立拡張スレッドダンプに出力されるJavaヒープ情報の出力フォーマットが異なります。日立拡張スレッドダンプの出力フォーマットの詳細については,「8.1 日立JavaVMのスレッドダンプ」を参照してください。

(c) エラーリポートファイル

ZGCを使用している場合,Javaヒープ領域の構成がSerialGCおよびG1GCの場合と異なります。そのため,エラーリポートに出力されるJavaヒープ情報の出力フォーマットが異なります。エラーリポートファイルの出力フォーマットの詳細については,「8.4 日立JavaVMが出力するメッセージログ(標準出力およびエラーリポートファイル)」を参照してください。