16.1.2 運用管理用コマンドの入力形式
運用管理用コマンドの入力形式を次に示します。
コマンド名称 [引数…]
各項目について説明します。なお,コマンドプロンプトを「$」,コマンド名称を「cmd」と表記します。
- 〈この項の構成〉
(1) コマンド名称
実行するコマンドのファイル名を指定します。
(2) 引数
引数には,オプションも含まれます。オプションの入力形式および指定規則を次に示します。
(a) オプションの入力形式
オプションは,「--」(ハイフン2個)で始まる文字列です。オプションには,1個のオプション値を指定してください。
$ cmd --オプション名=オプション値
- (凡例)
-
-
オプション名
半角英字の文字列です。大文字と小文字が区別されます。
-
オプション値
オプション名に対する引数です。
-
(b) オプションの指定規則
-
オプション名の前には2つの「-」(ハイフン)が必要です。
誤った指定例:$ cmd -key=value
正しい指定例:$ cmd --key=value
-
オプション名を指定した場合,オプション値は省略できません。
誤った指定例:$ cmd --key
正しい指定例:$ cmd --key=value
-
オプション名とオプション値の間には「=」(イコール)が必要です。
誤った指定例:$ cmd --key value
正しい指定例:$ cmd --key=value
-
同じオプション名は,複数指定できません。
誤った指定例:$ cmd --key=value1 --key=value2
-
オプション値に空白を含む場合,オプション値全体を""で囲む必要があります。
誤った指定例:$ cmd --key=file 1
正しい指定例:$ cmd --key="file 1"