11.6.4 手動収集のユースケース
スナップショットログの手動収集のユースケースについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) Tomcatサーバプロセスの通常稼働時に保守情報を収集する場合
Tomcatサーバプロセスが通常どおり稼働しているときも,手動で保守情報(スナップショットログ)を収集できます。これによって,Tomcatサーバプロセスが正常に稼働しているかどうかを確認できます。
Tomcatサーバプロセス稼働時の保守情報を収集したいときは,次の方法で収集できます。
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スナップショットログ収集コマンドを実行して収集する
収集方法は,「11.6.1(1) スナップショットログ収集コマンドを実行して収集する」を参照してください。
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HTTPリクエストを送信して収集する
収集方法は,「11.6.1(2) HTTPリクエストを送信して収集する」を参照してください。
次に,収集時の前提条件とセキュリティ対策について説明します。
- 収集時の前提条件
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Tomcatプロセスモニタが起動している必要があります。
- 収集時のセキュリティ対策
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デフォルトでは,セキュリティ対策の観点からローカルホスト上のスナップショットログだけを収集できます。リモートマシンから収集するためには,monitor.rest.bindaddressに適した値を設定してください。monitor.rest.bindaddressについては,「12.2.4(2) Tomcatプロセスモニタに関するプロパティ」を参照してください。
あわせてファイアウォールなどを使用し,次の対策を実施してください。
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アクセス元を制限する
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通信経路の安全性を確保する
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