Hitachi

uCosminexus Application Runtime for Apache Tomcat ユーザーズガイド


8.4 Tomcatプロセスモニタ機能適用後の終了ステータス

Tomcatプロセスモニタ機能適用後の,Tomcat起動失敗時と停止時の終了ステータスについて説明します。

Tomcatの起動失敗時の終了ステータス

本製品を組み込んだTomcatの起動に失敗した原因とその終了ステータスを次の表に示します。

表8‒1 Tomcatの起動に失敗した原因と終了ステータス

原因

終了ステータス

環境変数JRE_HOMEの値不正

101

config.properties(本製品の設定ファイル)のI/Oエラー

101

config.properties(本製品の設定ファイル)のバリデーションエラー

101

Tomcatプロセスモニタの一時領域へのアクセスエラー

101

セキュリティマネージャが設定されている

101

その他のTomcat起動前のエラー

102

稼働監視機能によるTomcatの停止要求発生

110

Tomcatプロセスモニタ終了時点で,Tomcatが停止していない

103

上記以外の原因

Tomcatプロセスモニタ機能を適用していないときの終了ステータスと同じ値

注※ Tomcatのバージョンによっては,Tomcatプロセスモニタ機能を適用していないときの終了ステータスと同じ値になります。

Tomcat停止時の終了ステータス

Tomcatの停止時の終了ステータスは,原則,Tomcatプロセスモニタ機能を適用していないときの終了ステータスと同じ値となります。ただし,SIGTERM以外の受信可能なシグナルをTomcatプロセスモニタが受信した場合は,SIGTERMシグナルを送信したときと同じ値になります。