7.7.3 修正パッチを適用したDockerイメージをビルドする
ここでは,本製品の修正パッチを適用したDockerイメージ,およびユーザアプリケーションをデプロイするDockerイメージをビルドする手順を説明します。なお,ビルドする前に,修正パッチのアーカイブ(PACK_TAR.Z)のパスにファイルが存在することを確認してください。
操作手順
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「7.7.2 修正パッチを適用したDockerfileを作成する」で作成したDockerイメージをビルドする。
docker buildを実行します。
実行例:
$ docker build ./ -t tomcat:9.0.60-jre11-openjdk-ucart1.0.1
下線部分のイメージ名とタグは任意です。この例では,イメージ名を「tomcat」,タグ名を「9.0.60-jre11-openjdk-ucart1.0.1」としています。
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「6.4 Dockerイメージをビルドする」で作成した「(C)ユーザアプリケーションをデプロイするDockerイメージ」のDockerfileのイメージ名・タグ名を書き換える。
Dockerfileのベースイメージのイメージ名・タグ名を,手順1.でビルドしたDockerイメージのイメージ名・タグ名に変更します。ここでの例に従った場合は「tomcat:9.0.60-jre11-openjdk-ucart1.0.1」にします。
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手順2.でイメージ名・タグ名を書き換えた「(C')ユーザアプリケーションをデプロイするDockerイメージ」をビルドする。