4.7 修正パッチを適用する
修正パッチを適用する方法について説明します。
ここで説明する修正パッチの適用手順は,次の環境を前提としています。
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TomcatおよびTomcatプロセスモニタを停止済み(または一度も起動していない)
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修正パッチの適用対象バージョンである本製品をインストール済み
構築時に「付録C 本製品のアーカイブファイルを用いたインストールおよびアンセットアップ」の内容に従ってインストールを実施した場合,「付録C 本製品のアーカイブファイルを用いたインストールおよびアンセットアップ」の内容に従って修正パッチを適用してください。
操作手順
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修正パッチのアーカイブ(PACK_TAR.Z)を取得する。
ソフトウェアサポートサービスのWebサイト,または本製品に同梱された修正パッチCDから,修正パッチのアーカイブ(PACK_TAR.Z)を取得し,修正パッチ適用対象のマシン上に配置します。
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修正パッチのアーカイブを任意のディレクトリに展開する。
次のコマンドを実行し,修正パッチのアーカイブを任意のディレクトリに展開します。
$ cd <PACK_TAR.Zを配置したディレクトリ> $ uncompress ./PACK_TAR.Z $ tar -xf ./PACK_TAR
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UPDATEコマンドを実行して修正パッチを適用する。
次のコマンドを管理者権限で実行し,修正パッチを適用します。
$ sudo ./UPDATE -f
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インストールディレクトリとファイルの所有グループをTomcat実行ユーザに合わせて変更する。
root以外のユーザでTomcatを実行するために,構築時に本製品のインストール先ディレクトリとその配下のサブディレクトリおよびファイルの所有グループをTomcat実行ユーザが属するグループに変更していた場合は,修正パッチ適用後にも再度変更してください(Tomcat実行ユーザに書き込み権限を与えないようにするため,所有ユーザはrootのまま変更しないでください)。
Tomcat実行ユーザが属するグループ名が「tomcat」の場合の実行例を次に示します。
$ sudo chgrp -R tomcat /opt/hitachi/ucart
これで修正パッチの適用は完了です。