18.5　server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）

本製品の機能をTomcatサーバプロセス上で動作させるために，本製品から提供される実装クラスをserver.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）に設定する必要があります。server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）に追加する必要がある要素，およびその親要素を次の表に示します。

表18‒10　server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）に追加が必要な要素
要素，属性（太字の部分が追加が必要な要素）				参照先
<Server>				-
├	<Listener className="com.cosminexus.appruntime.tomcat.tracer.ServerComponentHandler" />			15.2.2　 WARデプロイ形式のセットアップ方法
├	<Listener className="com.cosminexus.appruntime.tomcat.healthcheck.MonitoringListener" />			16.2.2　モニタ対象プロセスへの稼働監視用ライフサイクルリスナーの設定
│	：			-
├	<Service>			-
│	│	：		-
│	├	<Engine>		-
│	│	├	<Valve className="com.cosminexus.appruntime.tomcat.tracer.RequestTraceValve" />	15.2.2　 WARデプロイ形式のセットアップ方法
│	│	│	：	-
：	：	：	：	-

なお，このファイルのテンプレートが次の場所に格納されています。こちらのテンプレートをコピーして使うこともできます。

Tomcat 8.5.xの場合：

<本製品のインストールディレクトリ>/template/tomcat8.5/server.xml

Tomcat 9.xの場合：

<本製品のインストールディレクトリ>/template/tomcat9/server.xml

また，次に示す要素は，必要に応じて追加してください。

Tomcat JDBC Connection Pool機能を使用する場合

server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）に<Resource>要素を追加します。該当する<Resource>要素のjdbcInterceptors属性に"com.cosminexus.appruntime.tomcat.tracer.JdbcTraceHandler"を追記してください。詳細は，「15.2.2　 WARデプロイ形式のセットアップ方法」を参照してください。
稼働監視機能でリクエスト処理の停滞を検知する場合

server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）またはcontext.xml（Tomcatのコンテキスト設定ファイル）でTomcatのStuck Thread Detection Valve（className属性が"org.apache.catalina.valves.StuckThreadDetectionValve"の<Valve>要素）を追加してください。詳細は，「16.3.5(3)(c)　停滞検出バルブの定義（WARデプロイ形式）」およびTomcatのドキュメントを参照してください。
アクセスログを出力させる場合

server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）にTomcatのAccess Log Valve（className属性が"org.apache.catalina.valves.AccessLogValve"の<Valve>要素）を設定してください。Access Log Valveの設定の詳細は，次の項目およびTomcatのドキュメントを参照してください。
- オンプレミス環境・仮想マシン環境のとき
  
  「5.1.1　アクセスログを有効化する」
- コンテナ仮想化環境のとき
  
  「11.1.1　アクセスログを有効化する」