15.4 トレース機能初期化処理のトレース
実行可能JAR/WAR形式の場合,次のときに,トレース機能初期化処理に関するトレース情報が取得されます。
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トレース機能初期化処理が開始したとき
-
トレース機能初期化処理が完了したとき
トレース機能初期化処理のトレースの一覧を次の表に示します。
なお,Spring WebFluxを使用する場合,次のトレース情報は取得されません。
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0xe302(Webサーバ起動後にトレース機能初期化処理を開始するとき)
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0xe303(Webサーバ起動後にトレース機能初期化処理が完了するとき)
表15‒2 トレース機能初期化処理のトレースの一覧 イベントID
トレース取得ポイント
取得レベル
リターンコード(Rc)
インターフェイス名(INT)
オペレーション情報(OPR)
0xe300
Webサーバ起動前にトレース機能初期化処理を開始するとき
INFO
0
空文字("")
空文字("")
0xe301
Webサーバ起動前にトレース機能初期化処理が完了したとき
INFO
0
空文字("")
空文字("")
0xe302
Webサーバ起動後にトレース機能初期化処理を開始するとき
INFO
0
空文字("")
空文字("")
0xe303
Webサーバ起動後にトレース機能初期化処理が完了したとき
INFO
0
空文字("")
空文字("")
トレース機能で取得された情報は,トレースログに出力されます。詳細は,「19.3.1 トレースログ」を参照してください。
トレース機能初期化処理のトレースは,次の条件をすべて満たす場合だけ取得されます。
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Spring Bootビルドツールで作成した実行可能JAR/WAR形式を使用する
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AutoConfigure機能が有効である