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uCosminexus Application Runtime for Apache Tomcat ユーザーズガイド


14.1.1 メッセージの記述形式

以降の「14.2 メッセージの詳細」では,メッセージを次の形式で記述します。

なお,「可変値に関する説明」,「説明」,「対処」および「java.util.loggingのレベル」はメッセージによって記述しないものもあります。

次に,各項目について説明します。

KDLRnnnnn

メッセージIDを表します。

メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。

KDLR

uCARTで出力されるメッセージのプリフィックスを示します。

nnnnn

uCARTで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5桁の固有の番号が付いています。

Y

メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。

メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。

E(Error)

エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。

このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。

W(Warning)

警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。

メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

I(Information)

システムの動作を通知するメッセージです。

メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

メッセージテキスト

uCARTで出力されるメッセージテキストを示します。

なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は,「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。

可変値に関する説明

メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。

(例)

aa....aa:ファイル名

bb....bb:アプリケーション名

説明

メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。

対処

ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。

java.util.loggingのレベル

java.util.loggingのレベルを表します。詳細については「14.1.2 java.util.loggingのレベル」を参照してください。