12.1　定義ファイルの種類

uCARTで使用する定義ファイルの一覧を次の表に示します。Tomcatの設定ファイルは，「3.3　Tomcatに組み込む」の操作手順で使用する順番で説明します。

表12‒1　uCARTで使用する定義ファイルの一覧
ファイル名	分類	概要	参照先
config.properties	uCART設定ファイル	uCARTの各種機能の設定値を指定します。ファイルの内容を変更しない場合は，デフォルト値が適用されます。	12.2
setenv.sh	Tomcat起動時の環境変数定義ファイル	Tomcat起動時の環境変数を指定します。このファイルは必ず作成してください。	12.3
catalina.properties	Tomcatのプロパティ定義ファイル	uCARTから提供されるライブラリ格納先をcommon.loaderプロパティに追加します。このファイルは，環境に応じて必ず設定を変更してください。	12.4
server.xml	Tomcatのサーバ設定ファイル	uCARTから提供されるListenerやValveなどを追加します。このファイルは，環境に応じて必ず設定を変更してください。	12.5
context.xml	Tomcatのコンテキスト設定ファイル	uCARTから提供されるValveやjdbcInterceptorなどを追加します。このファイルは，環境に応じて必ず設定を変更してください。	12.6

各ファイルは，システムを起動する前に作成しておく必要があります。起動後に内容を変更した場合は，システムを停止したあとで，再起動してください。