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uCosminexus Application Runtime for Apache Tomcat ユーザーズガイド


10.2.1 Tomcatプロセスモニタ側の設定

稼働監視コンポーネントは,Tomcatプロセスモニタを起動することで開始します。

Tomcatプロセスモニタの適用と起動については,「8.2 Tomcatプロセスモニタ機能の適用方法」を参照してください。

なお,Tomcatサーバプロセスから稼働監視コンポーネントへのHTTP通信に関して,次に示すタイムアウト時間を変更できます。変更はconfig.properties(uCART設定ファイル)で実施します。

該当するプロパティと設定例を次に示します。この例ではデフォルト値を記載しています。

healthcheck.rest.connecttimeout=3000
healthcheck.rest.readtimeout=10000

config.properties(uCART設定ファイル)については,「12.2 config.properties(uCART設定ファイル)」を参照してください。

これらのタイムアウトは,TomcatプロセスモニタのHTTP機能の受付ポートへの通信障害や,稼働監視コンポーネントでの処理遅延などによって,発生する場合があります。そのため,TomcatプロセスモニタとTomcatサーバプロセスの通信環境を考慮して,適切な時間を設定してください。デフォルト値は,一般的な環境を想定したタイムアウト時間が設定されています。

ヒント

タイムアウト時間の設定に関する注意点を次に示します。

  • タイムアウト時間を長く設定すると,Tomcatプロセスモニタ自体の障害の検知が遅れることがあります。

  • タイムアウト時間を短く設定し過ぎると,Tomcatサーバプロセス側からの本来の障害通知の前に,Tomcatプロセスモニタ側の障害と誤検知することがあります。