9.8 JAX-RSクライアントのトレース
JAX-RSクライアントのトレース情報が取得されます。Eclipse Jersey 2.x系を使用する場合は,自動的にトレース情報が取得されます。一方で,Eclipse Jersey 2.x系以外のJAX-RSクライアントを使用する場合は,ユーザプログラムを変更する必要があります。ユーザプログラムの変更については,「9.2 トレース機能のセットアップ方法」を参照してください。
JAX-RSクライアントのトレースの一覧を次の表に示します。
シーケンス図との対応 |
イベントID |
トレース取得ポイント |
取得レベル |
リターンコード(Rc) |
インタフェース名(INT) |
オペレーション情報(OPR) |
---|---|---|---|---|---|---|
トレース1 |
0xe260 |
JAX-RSクライアントでHTTPリクエストが発行される前 |
FINE |
0 |
HTTPメソッド |
エンドポイントURI※2 |
トレース2 |
0xe261 |
JAX-RSクライアントでHTTPリクエストが発行され,HTTPレスポンスを受け取ったあと※1 |
FINE |
0 |
HTTPメソッド |
エンドポイントURI※2 |
トレース機能で取得された情報は,Tomcatトレースログに出力されます。詳細は,「13.3.1 Tomcatトレースログ」を参照してください。
- トレース取得シーケンス
-
JAX-RSクライアントのトレース取得シーケンスを次の図に示します。なお,図中の番号(トレース1など)は,「表9-5 JAX-RSクライアントのトレースの一覧」と対応しています。
図9‒4 JAX-RSクライアントのトレース取得シーケンス