4.8　アンセットアップする

uCARTのアンセットアップ方法について説明します。

ここで説明するアンセットアップ手順は，次に示す条件を満たしていることを前提としています。

• TomcatおよびTomcatプロセスモニタを停止している

• 「3.3　Tomcatに組み込む」のセットアップ手順に従って，次の3つの定義ファイルについて，編集前の状態でバックアップを作成している

  • ${CATALINA_BASE}/conf/catalina.properties（Tomcatのプロパティ定義ファイル）

  • ${CATALINA_BASE}/conf/server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）

  • ${CATALINA_BASE}/conf/context.xml（Tomcatのコンテキスト設定ファイル）

• 次のファイルがセットアップ前にすでに存在していた場合は，バックアップを作成している

  • ${CATALINA_HOME}/bin/setenv.sh（Tomcat起動時の環境変数定義ファイル）

  • ${CATALINA_BASE}/bin/setenv.sh（Tomcat起動時の環境変数定義ファイル）

なお，この章では，環境構築の自動化を想定して，GUIなどによるオペレータの操作が不要なアンセットアップ方法について説明します。GUIを使ったオペレータの操作によってアンセットアップしたい場合は，「付録B　GUIを使用したアンセットアップ」を参照してください。

手順を次に示します。

操作手順

1. Tomcatの定義ファイルを編集前の状態に戻す。

   次の3つの定義ファイルについて，セットアップ時に取得したバックアップを使用して，編集前の状態に戻します。

   • ${CATALINA_BASE}/conf/catalina.properties（Tomcatのプロパティ定義ファイル）

   • ${CATALINA_BASE}/conf/server.xml（Tomcatのサーバ設定ファイル）

   • ${CATALINA_BASE}/conf/context.xml（Tomcatのコンテキスト設定ファイル）

2. setenv.sh（Tomcat起動時の環境変数定義ファイル）を編集前の状態に戻す。

   次のファイルがセットアップ前にすでに存在していた場合は，バックアップを使用して，編集前の状態に戻します。

   • ${CATALINA_HOME}/bin/setenv.sh（Tomcat起動時の環境変数定義ファイル）

   • ${CATALINA_BASE}/bin/setenv.sh（Tomcat起動時の環境変数定義ファイル）

   セットアップ前には存在しなかった場合は，setenv.sh（Tomcat起動時の環境変数定義ファイル）自体を削除してください。

3. PPインストーラを使用してuCARTをアンインストールする。

   次のコマンドを管理者権限で実行します。

   $ sudo /etc/hitachi_x64setup -f -u -k <形名>

   <形名>はインストールする製品エディションによって異なります。

   形名がP-9W43-9N11の場合は，次のとおりコマンドを実行してください。

   $ sudo /etc/hitachi_x64setup -f -u -k P-9W43-9N11

これでアンセットアップは完了です。

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