3.2 インストールする
uCARTをインストールするための操作手順を次に示します。
操作手順
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インストールCD-ROMのデータを,uCARTをインストールするマシンにコピーする。
uCARTのインストールCD-ROMをマウントし,CD-ROMに格納されているX64LINディレクトリを,インストール先のマシン上の任意のディレクトリにX64LINディレクトリごとコピーしてください。
これ以降,X64LINディレクトリのコピー先を<インストーラのパス>と表記します。
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setupコマンドに実行権限を付ける。
「<インストーラのパス>/X64LIN/setup」という実行ファイルに対して,管理者権限で実行権限を付与します。
実行例
$ sudo chmod +x <インストーラのパス>/X64LIN/setup
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PPインストーラのsetupコマンドで,セットアッププログラムを実行する。
次の引数でsetupコマンドを実行します。
$ sudo <インストーラのパス>/X64LIN/setup -f -k <形名> <インストーラのパス>
<形名>はインストールする製品エディションによって異なります。
形名がP-9W43-9N11の場合は,次のとおりコマンドを実行してください。
$ sudo <インストーラのパス>/X64LIN/setup -f -k P-9W43-9N11 <インストーラのパス>
これでインストール作業は完了です。uCARTは次のパスにインストールされます。
/opt/hitachi/ucart
uCosminexus Application Runtime with Java for Apache Tomcatをインストールした場合は,uCARTに加えて日立JavaVMが次のパスにインストールされます。
/opt/Cosminexus/jdk
インストールが正常に完了しているかどうかは,インストール先のinstall.logで確認できます。次のコマンドを実行してください。
$ sudo cat /opt/hitachi/ucart/install.log
次の出力例のように「rc=0 msg=I:Installation completed.」と出力されていればインストールは正常に完了しています。
- 出力例
2022/06/30 12:34:56 rc=0 msg=I:Installation completed.
なお,ソフトウェアサポートサービスのWebサイトから修正パッチが提供されている場合は,最新の修正パッチを入手して適用してください。ソフトウェアサポートサービスのWebサイトにアクセスできない場合は,製品に同梱されている修正パッチCDを利用してください。修正パッチの適用方法については,「4.7 修正パッチを適用する」を参照してください。