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uCosminexus Application Runtime for Apache Tomcat ユーザーズガイド


2.1.3 uCARTによるリソース消費量を確認する

uCARTを適用したTomcatサーバプロセスでは,リクエスト処理スレッドとは別のスレッドで稼働監視やトレースログ出力を行うため,uCART未適用の状態と比べてスレッド数が「2スレッド」分増加します。

Tomcatサーバプロセスが生成する最大スレッド数については,Tomcatのドキュメントを参照して算出してください。uCARTを使用する場合は,その最大スレッド数に対して「2」を加算して見積もってください。

また,uCARTでは,Tomcatサーバプロセスと同時にTomcatプロセスモニタのプロセスが起動されるため,OSの仮想メモリの消費量が約2,400 MB分増加します。仮想メモリの消費量を見積もる際には,Tomcatサーバプロセスが消費する仮想メモリに対して,2,400 MBを加算して見積もってください。

Tomcatサーバプロセスが消費する仮想メモリについては,使用するJavaVMのドキュメントを参照して算出してください。日立JavaVMを使用している場合は,マニュアル「uCosminexus Application Runtime - Cosminexus Developer's Kit for Java 機能解説・リファレンス」を参照してください。