少量入出力に使用するDISPLAY文について説明します。なお,DISPLAY文の言語仕様の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編 10.8.12 DISPLAY文」を参照してください。
(a) 形式
DISPLAY {一意名|定数}
〔UPON {SYSPUNCH|SYSOUT|SYSLST|SYSPCH|CONSOLE|呼び名}〕
〔WITH NO ADVANCING〕
(b) 一般規則
- UPON指定を省略するとSYSOUTが仮定されます。
- SYSLSTは,SYSOUTと同様とみなされます。
- 入出力の対象とするファイルの規則については,「10.2.1 入出力の対象とするファイルの割り当て方法」の「(2) DISPLAY文」を参照してください。
- 指定した一意名または定数全部が出力されたあと,改行文字が最後に出力されます。ただし,WITH NO ADVANCING指定がある場合は,最後の改行文字が出力されません。
- 入出力エラーが発生した場合は,エラーメッセージが出力されてから処理が終了します。