27.4.3 数字項目のけた拡張機能で対象となる節や文

数字項目のけた拡張機能の対象となる節や文について,次に示します。

<この項の構成>
(1) 環境部
(2) データ部
(3) 手続き部

(1) 環境部

環境部では,データ名および定数の指定できる個所に19~38けたの数字項目および数字定数の定義や参照はできません。

(2) データ部

数字項目のけた拡張機能の対象となる節を次に示します。

表27-5 数字項目のけた拡張機能の対象となる節

節名数字項目のけた拡張機能への対応
ファイル節(FILE SECTION)
作業場所節(WORKING-STORAGE SECTION)
局所場所節(LOCAL-STORAGE SECTION)
連絡節(LINKAGE SECTION)
報告書節(REPORT SECTION)×
画面節(SCREEN SECTION)×
画面節(WINDOW SECTION)×
通信節(COMMUNICATION SECTION)×
サブスキーマ節(SUBSCHEMA SECTION)×
(凡例)
○:使用できる
×:使用できない
注※
HP-UX(IPF64)で有効です。

数字項目のけた拡張機能の対象となるファイルを次に示します。

表27-6 数字項目のけた拡張機能の対象となるファイル

ファイル編成数字項目のけた拡張機能への対応
順編成ファイル
相対編成ファイル
索引編成ファイル×
テキスト編成ファイル
CSV編成ファイル×
整列併合ファイル×
報告書ファイル×
HiRDBによる索引編成ファイル×
(凡例)
○:使用できる
×:使用できない

数字項目のけた拡張機能の対象となるその他のデータ部の句について,次に示します。

表27-7 数字項目のけた拡張機能の対象となるその他のデータ部の句

データ部の句数字項目のけた拡張機能への対応
BLANK WHEN ZERO句×
BLOCK CONTAINS句×
DATA RECORDS句×
EXTERNAL句×
LINAGE句×
OCCURS句×
PICTURE句記号「P」を含む場合×
USAGE句DISPLAY
COMPUTATIONAL-3
または
COMP-3
PACKED-DECIMAL
上記以外×
VALUE句(作業場所節,局所場所節,ファイル節,連絡節)
(凡例)
○:使用できる
×:使用できない

(3) 手続き部

数字項目のけた拡張機能の対象となる手続き部見出しおよび手続き文について,次に示します。各手続き文の対応の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」およびマニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編」を参照してください。

表27-8 数字項目のけた拡張機能の対象となる手続き部見出しおよび手続き文

手続き部見出しおよび手続き文数字項目のけた拡張機能への対応
手続き部見出しの引数と返却項目
ACCEPT文×
ADD文
ALTER文
CALL文
CANCEL文
CLOSE文
COMMIT文
COMPUTE文
CONTINUE文
DELETE文
DISABLE文×
DISPLAY文
DIVIDE文
ENABLE文×
ENTER文
ENTRY文
ERASE文×
EVALUATE文
EXAMINE文×
EXIT文
GO TO文×
GOBACK文
IF文
INITIALIZE文
INSPECT文×
INVOKE文×
MERGE文×
MOVE文
MULTIPLY文
OPEN文
PERFORM文
RAISE文
READ文
RECEIVE文×
RELEASE文×
REPLY文×
RESUME文
RETURN文×
REWRITE文
ROLLBACK文
SEARCH文
SEND文×
SET文×
SORT文×
START文×
STOP文×
STRING文×
SUBTRACT文
TRANSCEIVE文×
TRANSFORM文×
UNLOCK文
UNSTRING文×
USE文
WAIT文
WRITE文
(凡例)
○:使用できる
△:一部使用できない構文がある
×:使用できない
-:該当する指定がない