35.3 データ領域ダンプリスト

COBOL2002では,プログラムが異常終了したときのデータ領域の状態を,データ領域ダンプリストとして出力できます。

データ領域ダンプリストを出力するには,COBOLプログラムのコンパイル時に-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeのどれかのオプションを指定してください。

HP-UX(IPF),Linux(x86),Linux(x64)で,COBOLプログラムの翻訳時に-SrcList,xxxxx,DataLocオプションを指定して,コンパイルリスト(原始プログラムリスト)にデータ項目の相対位置を表示させた場合,データ領域中の各データ項目の相対位置がわかるため,データ領域を効率良く参照できます。

注※
xxxxxには,OutputAll,CopyAll,CopySup,NoCopyのどれかを指定します。

なお,相対位置の表示については,「31.5.13 リスト出力の設定」の「(1) -SrcListオプション」および「付録C.2 リストの見方」の「(4) 相対位置表示時の原始プログラムリスト(HP-UX(IPF),Linux(x86),Linux(x64)で有効)」を参照してください。

<この節の構成>
35.3.1 データ領域ダンプリストの内容
35.3.2 データ領域ダンプリストの出力先