34.3.3 一般

<この項の構成>
(1) CBLENVMAX
(2) CBLEXVALUE
(3) CBLLANG(HP-UX(IPF),AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)で有効)
(4) CBLLPATH(HP-UX(IPF),HP-UX(IPF64),AIX(32),AIX(64)で有効)
(5) CBLLSLIB
(6) CBLUNIENDIAN(HP-UX(IPF),AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)で有効)
(7) CBLUPSI
(8) CBL_SYSERR
(9) CBLLTAG(AIX(32),AIX(64)で有効)

(1) CBLENVMAX

環境変数値の書き出しを行うDISPLAY文の実行回数を8けた以内の符号なし整数で指定します。

詳細は,「10.4 環境変数へのアクセス」を参照してください。

(2) CBLEXVALUE

EXTERNAL句指定のあるデータ項目にNULLを設定して,領域を初期化します。この環境変数の指定は,作業場所節で定義しているデータ項目に対して有効となります。

詳細は,「4.2.2 外部属性(EXTERNAL句)」を参照してください。

(3) CBLLANG(HP-UX(IPF),AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)で有効)

動作する言語環境(文字コード)を指定します。

詳細は,「26.4.2 実行」を参照してください。

(4) CBLLPATH(HP-UX(IPF),HP-UX(IPF64),AIX(32),AIX(64)で有効)

動的なリンク時,共用ライブラリの検索ディレクトリを指定します。

詳細は,「18.5 静的なリンクと動的なリンク」を参照してください。

(5) CBLLSLIB

動的なリンク時,検索したい共用ライブラリ名を指定します。

詳細は,「18.5 静的なリンクと動的なリンク」を参照してください。

(6) CBLUNIENDIAN(HP-UX(IPF),AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)で有効)

用途がNATIONALの項目に対するUnicodeのバイトオーダを指定します。

詳細は,「26.4.2 実行」を参照してください。

(7) CBLUPSI

外部スイッチの状態を,8個の0と1で指定します。

詳細は,「16.2.4 外部スイッチ」の「(2) 外部スイッチの設定方法」を参照してください。

(8) CBL_SYSERR

実行時エラーメッセージの出力先ファイル名を指定します。ファイル名は絶対パス名で指定します。拡張子の種類や拡張子を付けるかどうかは任意です。CBL_SYSERRの指定形式は次のようになります。

形式

CBL_SYSERR=ファイル名〔+〕

+を指定した場合:追加モードで出力されます。

CBL_SYSERRを指定した場合の実行時エラーメッセージの出力先を次に示します。

ファイル名の指定データの出力先
CBL_SYSERR=stdin〔+〕ファイル名「stdin」
CBL_SYSERR=stdout〔+〕標準出力
CBL_SYSERR=stderr〔+〕標準エラー出力
CBL_SYSERR=
 上記以外のファイル名〔+〕
環境変数CBL_SYSERRで指定した名称のファイル
標準出力(stdout),および標準エラー出力(stderr)を指定する場合は,英小文字で指定してください。「STDOUT」のように英大文字で指定した場合,物理ファイル名として扱われます。
注※
追加モードは無視されます。

(9) CBLLTAG(AIX(32),AIX(64)で有効)

この環境変数は,動的なリンクの動作を指示するオプションを指定します。

複数のオプションを指定する場合は,各オプションをコロン(:)で区切って指定します。同じオプションを複数指定した場合は,後に指定した値が有効となります。

この環境変数に指定するオプション文字列の長さは,1,024バイト以内にしてください。1,024バイトを超える文字列を指定した場合,メッセージが出力され,この環境変数の指定は無効となります。

(例)

CBLLTAG=NOSO:NOARMBR

詳細は,「18.6.2 共用ライブラリに含まれるプログラムの呼び出し方法」の「(2) 動的なリンク」を参照してください。

次に指定できるオプションを示します。

SONOSO
動的なリンクで,検索対象とするライブラリの拡張子を選択できます。SOを指定した場合は,拡張子「.so」の共用ライブラリを検索対象とします。NOSOを指定した場合は,拡張子「.so」の共用ライブラリを検索対象としません。このオプションの標準値は,SOです。
ARMBRNOARMBR
動的なリンクで,検索対象とするライブラリ種別を選択できます。ARMBRを指定した場合は,アーカイブ化された共用ライブラリを検索対象とします。NOARMBRを指定した場合は,アーカイブ化された共用ライブラリを検索対象としません。このオプションの標準値は,ARMBRです。