2.1.6 お客様側の切り替え作業【お客様側作業】
バージョンアップ後,移行先の新環境ジョブ管理マネージャーでジョブを実行するため,お客様側の切り替え作業を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) ジョブ実行エージェント側作業
バージョンアップ後,接続先ジョブ管理マネージャーの情報が変更されます。
ジョブ管理マネージャーの名前解決のために,JP1 Cloud Serviceが公開するパブリックのDNSを参照している場合,お客様側で,ジョブ実行エージェントに新環境のジョブ管理マネージャーのDNSサフィックスを設定してください。ジョブ実行エージェントのDNSサフィックスの設定方法は,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 導入ガイド」の「1.2.7 その他の設定」を参照してください。
なお,JP1 Cloud Serviceが公開するパブリックのDNS以外の名前解決方法によりジョブ実行エージェント構築している場合,対応する方法でのIPアドレス変更設定をしてください。
また,ジョブ実行エージェント側で接続元制限機能を利用している場合,変更後のIPアドレスをエージェント用接続許可設定ファイルに指定する必要があります。接続を許可するIPアドレスを変更する手順については,JP1マニュアル「JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド」の「7.11.2 JP1/AJS3への接続を許可する接続元を変更する」を参照してください。
(2) ジョブ管理ビューアー側作業
バージョンアップ後,接続先ジョブ管理マネージャーの情報が変更されます。
ジョブ管理ビューアーにログインする際は,新環境のジョブ管理マネージャーの接続ホスト名を使用してください。