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JP1 Cloud Service ジョブ管理 ERP連携 利用ガイド


2.1.2 お客様が用意するもの

お客様が用意する必要のあるものを以下に示します。

〈この項の構成〉

(1) ジョブ制御用,インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御用のSAPユーザーの準備

JP1/AJS3 for EAPはR/3ジョブの制御,インフォパッケージまたはプロセスチェーンの制御のために,SAP社の通信プロトコルであるRFCを使用して,SAPシステム側に定義されている外部管理インターフェースを実行します。そのため,JP1/AJS3 for EAP が使用するユーザーをあらかじめSAPシステム側に用意しておく必要があります。

ジョブ制御用のSAPユーザーの準備については,JP1のマニュアル「JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications」の「2.3.9 ジョブ制御用のSAPユーザーを用意する」を参照し,ジョブ制御用のSAPユーザーを作成してください。

また,インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御用のSAPユーザーの準備については,JP1のマニュアル「JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Enterprise Applications」の「2.4.9 インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御用のSAPユーザーを用意する」を参照し,インフォパッケージまたはプロセスチェーン制御用のSAPユーザーを作成してください。

(2) SAP NetWeaver RFC Libraryの準備

V02-40以降は,お客様がSAP社のサイトからLinux版のSAP NetWeaver RFC Libraryを入手し,サービスポータルを介してジョブ管理マネージャーへ配置する必要があります。SAP NetWeaver RFC Libraryの配置方法の詳細については,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」を参照ください。

一方,V02-40以前では,お客様側でSAP社サイトからSAP NetWeaver RFC LibraryのLinux用ソフトウェアを入手し,JP1 Cloud Service側に提供してください。SAP NetWeaver RFC Library は,JP1 Cloud Service側でジョブ管理マネージャー上に配置します。SAP NetWeaver RFC Libraryの入手方法が不明な場合,SAP社にお問い合わせください。

必要なSAP NetWeaver RFC Libraryのバージョンを以下に示します

注※

ジョブ管理 ERP連携オプションのサービス利用開始後,SAP NetWeaver RFC Libraryバージョンの変更が必要な場合,サービス窓口までお問い合わせください。

(3) WebSocket RFCを使用して接続する場合の設定

WebSocket RFC (S/4HANA Cloud)との接続が必要な場合,V02-40以降では,お客様がSAP社のサイトからLinux版のSAP Cryptographic Libraryを入手し,サービスポータルを介してジョブ管理マネージャーへ配置する必要があります。SAP Cryptographic Libraryの配置方法の詳細については,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」を参照ください。

一方,V02-40以前では,お客様側でSAP Cryptographic LibraryのLinux用ソフトウェアを入手し,JP1 Cloud Service側に提供してください。SAP Cryptographic Libraryは,JP1 Cloud Service側でジョブ管理マネージャー上に配置します。SAP Cryptographic Libraryの入手方法が不明な場合,SAP社にお問い合わせください。

必要なSAP Cryptographic Libraryのバージョンを以下に示します

注※

ジョブ管理 ERP連携オプションのサービス利用開始後,SAP Cryptographic Libraryバージョンの変更が必要な場合,サービス窓口までお問い合わせください。