Hitachi

JP1 Cloud Service ジョブ管理 ERP連携オプション 利用ガイド


付録A.3 sapnwrfc.iniの設定(V02-00以降)

〈この項の構成〉

(1) ジョブ管理ERP連携オプションにおけるsapnwrfc.iniの設定値

ジョブ管理ERP連携オプションにおけるsapnwrfc.iniの設定を以下に示します。

#

設定項目

設定値

備考

1

sapnwrfc.iniの絶対パス

/usrfile/sapnwrfc.ini

2

RFC_TRACE_ENCODING

UTF-8

Windows版:UTF-16

Linux版:UTF-8

注※ sapnwrfc.iniを使用しない場合,RFC_TRACE_ENCODINGが有効にならず,RFCライブラリが通信エラー時に出力するトレースファイル(dev_rfc.trc)が正しく出力されない場合があるため,RFC_TRACE_ENCODINGを有効にしたsapnwrfc.iniを作成しています。

(2) WebSocket RFC接続利用におけるsapnwrfc.iniの設定値

WebSocket RFC接続する際,環境設定ファイルsapnwrfc.iniに設定が必要なパラメータおよび設定を以下に示します。

#

セクション

パラメータ

説明

設定値

1

DEFAULT

TLS_SAPCRYPTOLIB

SAP暗号ライブラリの絶対パスを設定

/opt/jp1_am_r3/lib/rfc/sapcrypto.so

2

宛先固有

WSHOST

SAPシステムのホスト名またはIPアドレス

お客様からヒアリングした情報を設定

3

WSPORT

ポート番号またはサービス文字列

お客様からヒアリングした情報を設定

4

USE_TLS

SSL/TLS暗号化の有効化を指定。0または1に設定。お客様へのヒアリング結果により指定。

  • 暗号化通信ありの場合:1(デフォルト)

  • 暗号化通信なしの場合:0

5

TLS_CLIENT_PSE

TLS通信に必要な証明書を含むPSEファイルを指定。

/etc/opt/jp1_am_r3/rfc

6

TLS_CLIENT_CERTIFICATE

プログラムがサーバ側でのログインにクライアント証明書を使用するかどうかを指定。0または1に設定。お客様へのヒアリング結果により指定。

  • クライアント認証ありの場合:1

  • クライアント認証なしの場合:0(デフォルト)