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JP1 Cloud Service システム管理 利用ガイド


3.9.1 メンテナンス日時変更機能の利用方法(V02-10以降)

JP1 Cloud Service V02-10以降では,サービスポータルにサービスで予定されているメンテナンス情報が表示されます。保守メンテナンスは,お客様が指定した日時でメンテナンスを自動実行できます。

システム管理におけるメンテナンス種別およびサービスポータルでのメンテナンス日時変更可否を次に記載します。

#

メンテナンス種別

サービスポータルでの日時変更可否

説明

1

定期メンテナンス

×

サービスポータルやJP1 Cloud Serviceのバックグラウンドサービス対象に,サーバ再起動やシステムバックアップ取得を実施する定期的なメンテナンスです。基本的にはシステム管理マネージャーの停止を伴うメンテナンスは,定期メンテナンスで実施されることはありません。定期メンテナンスの日時は,毎月第3土曜日0:00〜翌0:00で,メンテナンス日時の変更はできません。

2

臨時メンテナンス

×

定期メンテナンスおよび保守メンテナンスで対応できないメンテナンスについて,お客様と個別に日程を調整して実施するメンテナンスです。早急な対策が必要とされる事象が発生した場合などが該当します。

3

緊急メンテナンス

×

お客様との日程を調整せずに実施するメンテナンスです。

重大なセキュリティ脆弱性など緊急で対応が必要な事象が発生した場合などが該当します。

4

保守メンテナンス

JP1 Cloud Serviceが提供するシステム管理マネージャーを対象に,お客様が指定した日時でサーバ再起動やシステムバックアップ取得,パッチ適用などを実施する定期的なメンテナンスです。

(凡例)

○:お客様側で変更できる

×:お客様側で変更できない

保守メンテナンスにおいてメンテナンス日時変更を行う場合,お客様自身でサービスポータルから保守メンテナンスの日時を変更する必要があります。また,システム管理の利用開始時には,JP1 Cloud Service側で予め設定した保守メンテナンス日時(デフォルト値)を確認し,必要に応じてお客様自身で保守メンテナンス日時を変更してください。サービスポータルからのメンテナンス日時変更機能の操作方法については,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」における「3.1 メンテナンス一覧(V02-10以降)」を参照してください。

システム管理での保守メンテナンスを利用するにあたって,以下の注意事項があります。

重要
  • 保守メンテナンスは第3土曜日(定期メンテナンスの予約日)以外の日時をデフォルト値としてJP1 Cloud Service側で設定して提供します。

  • デフォルト値は,サービス提供開始から1か月後以降の土日を目安に設定します。

  • サービス利用開始後,サービスポータルで保守メンテナンスの日時を確認して,お客様側で保守メンテナンス日時を変更してください。

  • メンテナンス日時変更を行わない場合,JP1 Cloud Service側で設定したデフォルト値で保守メンテナンスが実行されます。

また,メンテナンス日時変更機能には制限事項があります。制限事項について「付録A.8 メンテナンス日時変更機能における制限事項(V02-10以降)」を参照ください。