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JP1 Cloud Service ジョブ管理 利用ガイド


7.2.2 「スタンダード」モデルまたは「エンタープライズ」モデルにおいて両系が破損した場合のリカバリー手順

「スタンダード」モデルまたは「エンタープライズ」モデルにおいて両系が破損した場合は,JP1 Cloud Service上の業務が停止します。JP1 Cloud Serviceで取得したバックアップをもとにリカバリー後,お客様へ連絡を行います。

また,ジョブ管理の場合はコールドスタートによりジョブの実行登録は行わない状態で起動の上,連絡に合わせてバックアップ取得時刻を通知しますので,その取得時刻以降の更新反映のため,「6.3 バックアップ手順」で取得したバックアップを用いて,以下に示す手順によりお客様によるリカバリーとジョブの実行登録を実施ください。

手順

項目

詳細

1

専用ストレージ内のファイルのリカバリー

6.3.3 専用ストレージ内のファイルのバックアップ手順」にて取得したバックアップをもとに,サービスポータルにより,専用ストレージへファイルをアップロードして上書きください。アップロード方法は,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」の「10.1.2 アップロード」を参照ください。

2

ユニット定義ファイルをジョブ管理マネージャーにアップロード

6.3.1 ジョブの定義のバックアップ手順」で出力したユニット定義ファイルを,サービスポータルにより専用ストレージへアップロードください。アップロード方法は,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」の「10.1.2 アップロード」を参照ください。

3

ジョブ管理マネージャーで定義

手順2でアップロードしたユニット定義ファイルをもとに,ジョブ管理マネージャー上でajsdefineコマンドを実行し,ジョブを定義ください。ジョブによるコマンド実行の手順は,「4.1.2ジョブ管理マネージャー上でジョブを実行するための手順」をご参照ください。

4

サービスポータル情報の再設定

バックアップ取得以降に実施したサービスポータルの設定について,「6.3.2 サービスポータルの設定」で取得した記録に基づきサービスポータルへ再設定してください。

5

ジョブの実行状況の確認

サービスポータルより,スケジューラーログを取得し,ジョブの実行状況を確認ください。スケジューラーログの取得方法は,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」の「9.1.3 エクスポート」を参照ください

6

ジョブの実行登録

復旧連絡時に通知された実行登録状況,「6.3.1 ジョブの定義のバックアップ手順」で取得した実行登録済みユニット名ファイルの内容,および手順5で確認したジョブの実行状況をもとに,ジョブを実行登録ください。