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JP1 Cloud Service サービスポータル 利用ガイド


6.1.3 アラームの設定(V01-11以降)

各メトリクスに対して,しきい値以上の値となったときにアラームを発生させる設定ができます。アラーム発生時および解消時には,しきい値を超過したマネージャー上にてJP1イベントが発行されます。

メトリクス画面から,[アラーム設定]ボタンをクリックして起動する以下のダイアログに必要な情報を入力し,[実行]ボタンをクリックして設定します。

選択中のマネージャーで1つのメトリクスにつき1つのアラームのみ設定可能です。アラームの設定タスクを実行中のメトリクスに対して設定しようとした場合,[実行]ボタンが非活性となり,操作できません。

また,1度作成したアラームの設定内容は削除されず,設定内容が保持されます。削除相当の操作として,アラーム発生時のJP1イベントの発行を抑えたい場合には,アラーム設定の状態を「無効」に設定してください。

[図データ]

項目

説明

指定要否

対象ホスト名

アラームを設定する対象のホスト名が表示されます。

表示名はメトリクス表示画面にて選択中のホスト名となります。

対象メトリクス

アラームを設定する対象のメトリクスを選択します。

設定内容は各メトリクスに対して1つのアラームが設定され,選択を切り替える度,現在の設定内容がダイアログ内に表示されます。

CPU使用率

アラームの設定ダイアログでの設定対象がCPU使用率のメトリクスになります。

メモリ使用率

アラームの設定ダイアログでの設定対象がメモリ使用率のメトリクスになります。

専用ストレージ使用率(V01-12以降)

アラームの設定ダイアログでの設定対象が専用ストレージ使用率のメトリクスになります。

必須

アラーム設定の状態

表示中のアラーム設定の有効・無効を選択します。

ダイアログ表示時には現在設定中のアラーム設定の状態が表示され,未設定時には無効の状態で表示されます。

有効

アラーム設定を有効にします。これにより,しきい値を持続時間分超えた場合にJP1イベントが発行されるようになります。

無効

アラーム設定を無効にします。これにより,JP1イベントの発行が抑止されます。

必須

しきい値

各メトリクスに対するアラームのしきい値を40%から100%の間で選択します。

ダイアログ表示時には現在設定中のしきい値が表示され,未設定時にはデフォルト値として80が表示されます。

必須

持続時間

各メトリクスに対するアラーム発生を判定するための持続時間を分単位で入力します。

ダイアログ表示時には現在設定中の持続時間が表示され,未設定時にはデフォルト値として5が表示されます。

持続時間の入力規則

5〜1440の範囲の整数

必須

イベントID

アラーム発生時および,アラーム解消時それぞれで発行するJP1イベントに設定するイベントIDを入力します。

ダイアログ表示時には現在設定中の各イベントIDが表示され,未設定時には未入力の状態で表示されます。

イベントIDの入力規則

8桁までの16進数で0〜1FFF,7FFF8000〜7FFFFFFFの範囲

必須

重大度

アラーム発生時および,アラーム解消時それぞれで発行するJP1イベントの拡張属性である重大度(SEVERITY)を選択します。

ダイアログ表示時には現在設定中の各重大度が表示され,未設定時には未選択の状態で表示されます。

緊急

重大度として緊急(Emergency)を設定します。

警戒

重大度として警戒(Alert)を設定します。

致命的

重大度として致命的(Critical)を設定します。

エラー

重大度としてエラー(Error)を設定します。

警告

重大度として警告(Warning)を設定します。

情報

重大度として情報(Information)を設定します。

通知

重大度として通知(Notice)を設定します。

デバッグ

重大度としてデバッグ(Debug)を設定します。

必須