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JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 導入ガイド


1.1.3 システム構成例

〈この項の構成〉

(1) AWS環境でサーバが稼働している場合

お客様のジョブ実行エージェント等のサーバがAWS上で稼働し,本番環境用と開発環境用にネットワーク区域を分けてジョブ管理を使用するシステムの構成例を次に示します。システム管理の場合も同様のシステム構成で利用できます。

本サービスが共有するAWS Transit Gatewayにお客様のVPCをアタッチすることで,本サービスとお客様のAWS環境の間の通信ができます。

[図データ]

(2) オンプレミス環境でサーバが稼働している場合

お客様のジョブ実行エージェント等のサーバがオンプレミス環境で稼働し,AWS Direct Connectで接続してジョブ管理を使用するシステムの構成例を次に示します。システム管理の場合も同様のシステム構成で利用できます。

オンプレミス環境のルーターとお客様のAWSアカウントのAWS Direct Connect Gateway,本サービスが共有するAWS Transit Gatewayを関連付けることで,本サービスとオンプレミス環境の間の通信ができます。

[図データ]

(3) Azure環境でサーバが稼働している場合

お客様のジョブ実行エージェント等のサーバがAzure上で稼働し,インターネットVPNで接続してジョブ管理を使用するシステムの構成例を次に示します。システム管理の場合も同様のシステム構成で利用できます。

本サービスが提供する接続用パラメータを基にして,お客様のAzure環境にインターネットVPNの接続設定をすることで,本サービスとお客様のAzure環境の間の通信ができます。

[図データ]

(4) その他のクラウド環境でサーバが稼働している場合

お客様のジョブ実行エージェント等のサーバがAWSやAzure以外のその他のクラウド環境で稼働し,VPNで接続してジョブ管理を使用するシステムの構成例を次に示します。システム管理の場合も同様のシステム構成で利用できます。

その他のクラウド環境にAWSの要件を満たすカスタマーゲートウェイデバイスを用意し,本サービスが共有するAWS Transit GatewayにVPN接続をアタッチすることで,本サービスとその他のクラウド環境の間の通信ができます。

[図データ]

(5) インターネット経由で接続する場合(V02-00以降)

お客様環境からインターネット接続してシステム管理を使用するシステムの構成例を次に示します。なお,ジョブ管理では,「システム管理」を契約することでジョブ管理マネージャーのJP1/AJS3 - Web Consoleにインターネットを使用して接続することができます。

[図データ]