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JP1 Cloud Service 導入ガイド


1.2.2 接続の手順(AWSの場合)

本サービス利用開始時のヒアリングシートにおいて,お客様のAWSアカウントIDを記入いただきます。上記の情報を基に,本サービスでAWS Resource Access Managerによってお客様のAWSアカウントにAWS Transit Gatewayを共有します。お客様のAWSアカウントにおいて,上記AWS Transit Gatewayを有効にし,AWSがサポートする接続方法にしたがいAWS Transit Gatewayとお客様の環境を接続してください。手順を以下に示します。なお,AWSの操作手順については,AWSのWebサイトを参照してください。

〈この項の構成〉

(1) AWS Transit Gatewayの共有の承認

本サービスが共有するAWS Transit Gatewayをお客様のAWSアカウントで有効にし,AWS Transit Gatewayを利用できる状態にしてください。

(2) AWS Transit Gatewayへの接続

AWS環境やオンプレミス環境,AWS以外のクラウド環境などのお客様の環境とAWS Transit Gatewayを接続します。

お客様の環境に合わせた接続方法のTransit Gateway Attachmentを作成し,お客様の環境をAWS Transit Gatewayにアタッチしてください。

(3) DNSの設定

運用管理プラットフォームのマネージャー環境の名前解決のために,お客様の環境でパブリックのDNSを参照してください。インターネットまたはAWSが提供するDNS機構(AmazonProvidedDNS)などが利用できます。

(4) マネージャー環境で使用するIPアドレスの通信許可

お客様の環境で,運用管理プラットフォームで使用するIPアドレスの通信を許可してください。

マネージャー環境で使用するIPアドレスは,別途提供するサービス利用ガイドの手順にしたがい,「ご利用環境の情報(プラットフォームサービス)」を入手して確認してください。

(5) マネージャー環境で使用するポートの通信許可

お客様の環境で,運用管理プラットフォームで使用するポートの通信を許可してください。

通信許可が必要なポート番号については,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理プラットフォーム 利用ガイド」および「JP1 Cloud Service 統合管理プラットフォーム 利用ガイド」を参照してください。