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 システム管理者 クイックリファレンス


3.2.6 管理クライアントの初期設定を行う

管理クライアントのLANポートのIPアドレスを設定します。

メモ

ストレージシステムの初期設定は、管理クライアントとSVP、ストレージシステムを管理LANに接続して行います。このため、管理クライアント、SVPおよびストレージシステムのネットワークセグメントが一致している必要があります。お客様のネットワーク環境にあわせて管理クライアントのIPアドレスを設定してください。設定方法は使用しているOSのマニュアルを参照してください。

管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続してSVPの初期設定を行う場合は、ストレージシステムのデフォルトのIPアドレスにあわせて、管理クライアントのIPアドレスを仮設定します。

ストレージシステムのデフォルトのIPアドレスは次のとおりです。

なお、初期設定サービスを契約されている場合、お客様が指定したIPアドレスが設定されています。

管理クライアントのIPアドレスは、192.168.0.xxx(xxx:1~254の範囲で16、17以外の数値)で仮設定してください。SVPとストレージシステムのIPアドレスの設定が完了したあと、管理クライアントのIPアドレスをお客様のネットワーク環境にあわせて設定し直してください。その際、管理クライアントとストレージシステムのIPアドレスが、同一セグメントである必要はありません。

〈この項の構成〉

(1) IPv6だけを使用する場合の通信環境を設定する(Windows 8.1の例

背景

管理クライアントWindows 8.1の場合の設定方法について説明します。

  • IPv6だけを使用して通信するには、管理クライアントSVPの両方とも、通信にIPv6だけを使用するように設定してください。

  • IPv4とIPv6の両方を使用する場合は、この設定はしないでください。IPv4が優先的に使用されます。

操作手順

  1. [コントロールパネル]‐[ネットワークとインターネット]‐[ネットワークと共有センター]を選択します。

  2. SVPと接続するネットワークを選択して右クリックし、ポップアップメニューで[プロパティ]をクリックします。

  3. [ユーザアカウント制御の確認]画面が表示された場合は、[続行]をクリックします。選択したネットワークのプロパティが[ネットワーク]画面に表示されます。

  4. [インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)]をオフにします。

  5. [OK]をクリックし、画面を閉じます。

(2) IPv6だけを使用する場合の通信環境を設定する(Solarisの例)

背景

管理クライアントがSolaris 10の場合の設定方法について説明します。

  • IPv6だけを使用して通信するには、管理クライアントSVPの両方とも、通信にIPv6だけを使用するように設定してください。

  • IPv4とIPv6の両方を使用する場合は、この設定はしないでください。IPv4が優先的に使用されます。

操作手順

  1. コンソールを起動します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    ifconfig ネットワークのインターフェース名 inet down