Hitachi

 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.11.4 プールの容量を拡張する

背景

プールにプールボリュームを追加することで、プールの容量を拡張できます。プールボリュームの容量の合計から仮想ボリューム管理領域を除いたものが、そのプールの容量になります。使用できるプールの空き容量を確認し、必要に応じてプールを拡張する必要があります。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で、[プール]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[DPプール]を右クリックし、[System GUI]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択します。

  2. [プール]タブまたは各プールを選択したときの[プールボリューム]タブで、容量を拡張するプールのチェックボックスを選択します。

    なお、複数プールへのプール拡張はできません。

  3. 次のどちらかの方法で、[プール拡張]画面を表示します。

    • [プール]タブまたは各プールを選択したときの[プールボリューム]タブで[プール拡張]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[プール管理]‐[プール拡張]を選択します。

  4. プールボリュームを選択します。

    [プールVOL選択]をクリックします。

  5. [プールVOL選択]画面が表示されます。

  6. [利用可能なプールボリューム]リストから関連づけるプールボリュームのチェックボックスを選択し、[追加]をクリックします。選択したプールボリュームが[選択したプールボリューム]リストに登録されます。

    追加可能なボリューム数は、すでにプール内にあるボリュームを含めて最大1,024です。

    注意

    容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVを追加する場合は、システム構築ガイドの「パリティグループの容量拡張設定有効時のプール構築ガイドライン」を参照して追加してください。

    ヒント

    必要に応じて次の作業を行ってください。

    • 行をフィルタする場合は、[フィルタ]コンポーネントで[ON]を選択します。

    • テーブルに表示されているすべてのプールボリュームを選択する場合は、[全ページ選択]をクリックします。

    • 容量単位および表示行数を指定する場合は、[オプション]をクリックします。

  7. [OK]をクリックします。

    [プールVOL選択]画面が閉じます。[合計選択プールボリューム]に選択したプールボリューム数、[合計選択容量]に選択したプールボリューム容量の合計が表示されます。

  8. [完了]をクリックします。

  9. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  10. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。設定した内容はタスクとして キューイングされ、順に実行されます。

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリック した後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  11. [タスク]画面で、操作結果を確認します。実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したり、キャンセルしたりできます。

プール拡張ウィザードおよび[プールVOL選択]画面については、システム構築ガイドを参照してください。