2.2.1 Data Retention Utilityを使用するための要件
Data Retention Utilityは、Storage Navigatorサブ画面を使用します。Storage Navigatorサブ画面を使用するためには、JavaのインストールとStorage Navigatorの設定が必要です。詳細は、Hitachi Device Manager - Storage NavigatorユーザガイドのStorage Navigatorサブ画面の使い方に関する章を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) アクセス属性が設定されたボリュームをVirtual LUNで操作する場合の注意事項
アクセス属性が設定されたボリュームをVirtual LUNで操作する場合の注意事項について説明します。
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アクセス属性がRead/Writeではないボリュームをスペースに変換できません。
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アクセス属性がRead/WriteではないCVを初期状態に戻せません。
(2) アクセス属性が設定されたボリュームをRAID Managerで操作する場合の注意事項
アクセス属性が設定されたボリュームをRAID Managerで操作する場合の注意事項について説明します。
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Data Retention Utilityに関連する設定内容の一部を、RAID Managerから設定できます。RAID Managerから設定した情報の中には、Data Retention Utilityから参照だけできるものもあります。
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Data Retention画面を表示しているときに、RAID Managerによってボリュームのアクセス属性が変更されてしまうと、Data Retention Utilityではそのボリュームのアクセス属性を変更できなくなります。もしData Retention Utilityでアクセス属性を変更しようとすると、エラーが発生します。エラーが発生した場合は、Storage Navigatorメイン画面のメニューバーで[ファイル]-[すべて更新]を選択してから、アクセス属性の変更をし直してください。
(3) 特定時刻に自動起動するプログラムがあるときのData Retention Utilityの操作
プログラムプロダクトの中には、ユーザの指定時刻になると自動的に動作が始まるものがあります。例えば、Volume MigrationやPerformance Monitorのユーザがモニタの起動時刻を指定した場合、指定時刻になるとモニタが自動的に起動します。指定された時刻に何らかのタスクを自動起動するプログラムをインストールしている場合は、そのプログラムが動作している時間帯を避けてData Retention Utilityを操作するか、プログラムの起動時刻の設定を解除してください。