4.7.14 EVAストレージシステム接続時のファームウェアバージョン
EVAストレージシステムはファームウェアバージョン4.000以降だけ接続できます。EVAストレージシステムを接続する場合は、4.000以降のバージョンにファームウェアを交換してください。
(1) EVAストレージシステム接続時のシステムオプションパラメータ
EVAストレージシステムを接続する場合は、EVAストレージシステムのシステムオプションパラメータを次の表に従って設定してください。次の表に記載されていないシステムオプションパラメータについては、EVAストレージシステムのマニュアルを参照し、接続構成に合わせて適切に設定してください。
設定項目 |
設定内容 |
|
---|---|---|
Add a Host |
Host OS |
Windows |
また、EVAストレージシステムと接続するローカルストレージシステムの各ポートのWWNを、EVAストレージシステムに登録する必要があります。WWNの登録方法については、EVAストレージシステムのマニュアルを参照してください。
(2) EVAストレージシステム接続時のボリュームの識別方法(デバイスIDの利用)
外部ストレージシステムがEVAストレージシステムの場合、Universal Volume Managerの画面の[ボリュームプロパティ]にはLUNが表示されます。
次の図のような構成で、EVAポートAを示すWWNを指定してボリュームを検索すると、HostGroup-1のLUN 1とLUN 2、およびHostGroup-2のLUN 1とLUN 2がそれぞれ検出されます。この場合、EVAポートAから接続できるボリュームとしてLUN 1とLUN 2がそれぞれ2個ずつ検出されてしまい、[ボリュームプロパティ]だけでは、これらのボリュームを識別できません。
次の図のような構成の場合には、Universal Volume Managerの画面の[デバイスID]を参照してボリュームを識別できます。[デバイスID]の最初から32文字は、EVAストレージシステムから参照できるWorld Wide LUN Nameを表示しています。このWorld Wide LUN Nameによって、ボリュームを識別できます。
ボリュームが[ボリュームプロパティ]だけでは識別できない構成の例を次の図に示します。