1.18.5 スペアドライブとコピーバックモードとは
スペアドライブとは、データの読み書きが実行される通常のドライブとは別に搭載されているドライブです。スペアドライブを設定しておくと、通常のドライブに障害が発生した場合でも、ストレージシステムを障害発生前と同様に運用できます。例えば、1台のドライブに故障が発生した場合、記憶されていたデータはスペアドライブにコピーされて、このスペアドライブが使用されます。設定できるスペアドライブの台数を次に示します。
- Virtual Storage Platform G130:16台
- Virtual Storage Platform G150:16台
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Virtual Storage Platform G350およびVirtual Storage Platform F350:16台
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Virtual Storage Platform G370およびVirtual Storage Platform F370:24台
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Virtual Storage Platform G700およびVirtual Storage Platform F700:48台
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Virtual Storage Platform G900およびVirtual Storage Platform F900:64台
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Virtual Storage Platform E590:2台
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Virtual Storage Platform E790:2台
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Virtual Storage Platform E990:8台
コピーバックモードを有効にすると、ドライブが障害から回復した時、スペアドライブにコピーされたデータを元のドライブに戻します。また、コピーバックモードを無効にすると、ドライブが障害から回復した時にも、スペアドライブにコピーされたデータを元のドライブに戻しません。このモードは、パリティグループ単位に設定します。