付録B.1 初期構築作業の概要
ストレージシステムの初期構築作業を行う前に、作業の目的と流れを理解します。
(1) 初期構築作業の目的
ストレージシステムの運用を開始できるようにすることが目的です。管理GUIからストレージシステムにパリティグループとLDEV(ボリューム)を作成し、ホストサーバにその LDEVを割り当てるためにLUNパスを定義します。また、運用時に必要なライセンスや監査ログ、障害通知の設定も行います。
(2) 初期構築作業の流れ
初期構築作業は、次の流れに従って作業を行います。
- メモ
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弊社では、初期構築作業を代行する有償サービスを提供しています。詳しくは弊社担当営業までお問い合わせください。
(3) 初期構築作業を実施するための前提条件
ストレージシステムの初期構築作業を行う前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
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ストレージシステムの初期設定作業が完了していること
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ストレージシステムおよび、ホストサーバ、管理サーバの電源がONになっていること
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ストレージシステムおよび、ホストサーバ、管理サーバがネットワークに接続されていること
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SVPおよび管理クライアントが要件を満たしていること
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管理クライアントからSVPおよび管理GUIにアクセスできること
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ストレージシステムに障害が発生していないこと
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ストレージシステムに接続するサーバに障害が発生していないこと
VSP E590およびVSP E790以外のSVPの要件は、「3.1.6 管理サーバ(SVP)の要件(VSP E590およびVSP E790以外)」を参照してください。管理クライアントの要件は、「3.1.7 管理するためのPC(管理クライアント)要件」を参照してください。
ストレージシステムの動作状態は、コントローラシャーシのLEDで確認できます。ハードウェア リファレンスガイドを参照してください。